和歌山県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大90万円・24市町村が受付中【2026年度】

和歌山県の太陽光・蓄電池の補助金

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和歌山県の太陽光の補助金は1kWあたり7万円で、全国でも高い水準です。5kWなら35万円が戻ってきます。

ただ、急いでください。和歌山市と田辺市はすでに受付を終えています。和歌山市は7月27日の午前11時、田辺市は7月7日の17時に予算が尽きました。

 

この記事では、2026年度の和歌山県と30市町村すべての情報を記載します。予算の残りまで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

和歌山県の補助金は県と市町村がセット

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。ただ和歌山県の場合、県の階と市町村の階が1つにまとまっています。

つまり県が用意したお金を、市町村の窓口が交付する仕組みです。ですので申請先は県ではなく、お住まいの市町村になります。

 

補助額は太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が費用の3分の1です。単価は県内どこでも同じなので、金額の差は上限額で決まります。

なお和歌山市と那智勝浦町の2市町だけは、この仕組みの外にあります。環境省から直接お金を受け取って独自に実施しているため、額も条件も別です。

なお国の補助金について補足すると、国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。頼れるのは県と市町村の分だけです。

6市町はすでに受付を終えている

和歌山県の補助金は先着順で、予算が尽きた時点で終わります。2026年度はすでに6市町が締め切りました。

市町終了した時点
和歌山市7月27日 午前11時(予算5,330万円を消化)
田辺市7月7日 17時
橋本市予算額に到達
岩出市募集定員に到達
美浜町予算額に到達
上富田町予算額に到達

※各市町の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

県庁所在地の和歌山市と、第2の都市である田辺市が、夏のうちに終わっています。どちらも時刻まで公表されているので、締め切りの速さがそのまま表れています。

残る24市町村は受付中です。ただし、こちらも安心はできません。

受付中でも予算が残りわずかな市町村がある

和歌山県は各市町村の予算残額を公表しています。太陽光の残額を、5kWで申請した場合に何件分にあたるかで並べます。

市町村太陽光の予算残5kWなら
紀の川市14万円1件も通らない
日高町35万円あと1件
古座川町70万円あと2件
広川町77万円あと2件
かつらぎ町・すさみ町105万円あと3件
御坊市112万円あと3件
海南市119万円あと3件
湯浅町210万円あと6件

※7月31日時点の県公表値(海南市は8月31日時点)。5kW・7万円/kWの35万円で割った目安で、実際の申請容量によって件数は変わります。

 

紀の川市の残りでは、5kWの太陽光に必要な額に届きません。日高町も残り1件分です。

締切は11月30日と案内されています。ですが実際には、その前に枠が埋まる市町村のほうが多いということです。

差がつくのは上限額

単価はどこも7万円/kWなので、受け取れる金額は上限額で決まります。

市町村太陽光
那智勝浦町9万円/kW(上限90万円)
海南市・橋本市・北山村7万円/kW(上限63万円)
湯浅町3kWまで10.5万円/kW・4kWから7万円/kW(上限80.5万円未満)
和歌山市・田辺市・みなべ町7万円/kW(上限の記載なし)
そのほか多数7万円/kW(上限35万円)
日高川町5万円/kW(上限40万円)

※上限35万円は5kW分にあたります。

 

最も手厚いのは那智勝浦町です。1kWあたり9万円で上限90万円。県の枠外なので単価も上限も別格です。

次が海南市・橋本市・北山村です。多数派の上限は5kW分にあたるので、大きな屋根に載せるほど差が開きます。

一方で日高川町だけが5万円/kWと県の水準を下回ります。

和歌山で勘違いしやすい3点

30市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 業者を自由に選べません。那智勝浦町を除く29市町村で、県の説明会を受講した業者による施工が要件です。受講していない業者に頼むと補助金は出ません。見積もりの段階で、その業者が対象かどうかを必ず確認してください
  2. 太陽光だけでは補助が出ません。蓄電池との同時設置が全30市町村で条件になっています。すでに太陽光がある家に蓄電池を足す場合も対象外です
  3. 串本町は公式ページの記載が要綱と食い違っています。ページ本文には「7万円/kw(上限7万円)」とありますが、町の交付要綱では35万円が上限です。本文どおりだと1kW分しか出ないことになるので、申請前に町へ確認してください

 

1つ目が特に重要です。和歌山では「安い業者を探す」より先に「補助の対象になる業者かを確かめる」という順番になります。

 

そのうえで、対象業者は1社ではありません。複数の業者から見積もりを取って、工事費の安いところに頼むことはできます。太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。工事費による差です。

ですので、相見積もりを取ったうえで、県の対象業者かどうかを確認しましょう。

 

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和歌山県30市町村の補助と受付状況

太陽光の額と予算の残りです。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町村太陽光状況
那智勝浦町9万円/kW(上限90万円)受付中(予算残の公表なし)
海南市7万円/kW(上限63万円)受付中(残119万円)
北山村7万円/kW(上限63万円)受付中(残246万円)
湯浅町3kWまで10.5万円/kW(上限80.5万円未満)受付中(残210万円)
みなべ町7万円/kW(上限の記載なし)受付中(残410万円)
有田川町7万円/kW(上限35万円)受付中(残262万円)
新宮市7万円/kW(上限35万円)受付中(残335万円)
紀美野町・白浜町7万円/kW(上限35万円)受付中(残175万円)
印南町7万円/kW(上限35万円)受付中(残199万円)
日高川町5万円/kW(上限40万円)受付中(残185万円)
有田市7万円/kW(上限35万円)受付中(残154万円)
九度山町・高野町・太地町・串本町7万円/kW(上限35万円)受付中(残140万円)
御坊市7万円/kW(上限35万円)受付中(残112万円)
かつらぎ町・すさみ町7万円/kW(上限35万円)受付中(残105万円)
広川町7万円/kW(上限35万円)受付中(残77万円)
古座川町7万円/kW(上限35万円)受付中(残70万円)
日高町7万円/kW(上限35万円)残35万円
紀の川市7万円/kW(上限35万円)残14万円
由良町7万円/kW(上限35万円)受付中
和歌山市7万円/kW(蓄電池は上限50万円)7月27日に終了
田辺市7万円/kW7月7日に終了
橋本市7万円/kW(上限63万円)受付終了
岩出市・美浜町・上富田町7万円/kW(上限35万円)受付終了

※予算残は7月31日時点の県公表値です。海南市は8月31日、新宮市は9月2日、有田川町は9月時点、北山村は9月1日時点。月単位で状況が変わるため、申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 締切は11月30日でほぼ共通です。受付開始も5月22日で揃っています。県が仕組みを統一しているためです
  2. 蓄電池の予算は太陽光より残っています。紀の川市も日高町も、蓄電池のほうが多く残っています。太陽光の枠が先に埋まる傾向があります
  3. 由良町は予算残が公表されていません。那智勝浦町も同じです。この2町については、直接役場に確認してください

和歌山で太陽光は元が取れるのか

和歌山は日照条件がよく、太陽光に向いた土地です。5kWの太陽光なら年間およそ6,000kWhを発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

 

和歌山県が蓄電池との同時設置を条件にしているのも、この考え方に沿った設計です。昼につくった電気を夜まで持ち越せるので、買わずに済む電気が増えます。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

和歌山県で補助金に頼らず費用をおさえるには

和歌山は7万円/kWと手厚い県です。ただ、間に合わない可能性があります。すでに6市町が終わり、受付中でも残りわずかな市町村があるためです。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これは上限35万円の市町村なら、補助額の半分近くにあたる金額です。補助に間に合わなくても、買値を下げれば取り返せる部分があるというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。補助金を使うなら、そのうえで県の対象業者かどうかを確認してください。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

和歌山県の補助金のよくある質問

Q. 和歌山県に申請すればもらえますか?

もらえません。県のお金は市町村の窓口から交付されます。申請先はお住まいの市町村です。ただし和歌山市と那智勝浦町だけは県の枠外で、環境省から直接交付を受けて独自に実施しています。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

那智勝浦町です。1kWあたり9万円で上限90万円になります。県の枠外なので単価も上限も別格です。次が海南市・橋本市・北山村になります。

Q. 和歌山市に住んでいます。今から申請できますか?

できません。和歌山市は7月27日の午前11時に予算額へ達して受付を終了しました。次年度の募集を待つことになります。

Q. どの業者に頼んでも補助は出ますか?

出ません。那智勝浦町を除く29市町村では、県が実施する説明会を受講した業者による施工が要件です。見積もりを取る段階で、その業者が受講済みかどうかを確認してください。

Q. 太陽光だけを設置したいのですが、補助は出ますか?

出ません。和歌山県の制度は蓄電池との同時設置が条件です。すでに太陽光がある家に蓄電池を足す場合も対象外になります。

Q. 締切はいつですか?

多くの市町村で11月30日です。ただし予算が尽きた時点で終わるので、締切より早く締め切られます。紀の川市と日高町は残りわずかなので、5kWで申請するなら間に合わない可能性があります。

Q. 補助に間に合わなかったら損ですか?

損ではありません。太陽光の設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。買わずに済む電気は1kWhあたり27.45円の価値があるので、補助がなくても自家消費で回収する設計は成り立ちます。むしろ平均28.9万円/kWと上位30%の25.6万円/kWの差は、多くの市町村の補助額の半分近くにあたります。

まとめ

  • 和歌山県の補助は太陽光7万円/kW。県のお金を市町村の窓口が交付する
  • 6市町がすでに受付終了。和歌山市は7月27日11時、田辺市は7月7日17時
  • 紀の川市と日高町は予算残がわずか。5kWなら1件も通らない市もある
  • 単価は県内共通なので、差がつくのは上限額
  • 最大は那智勝浦町の9万円/kW・上限90万円。和歌山市と2町だけ県の枠外
  • 県の説明会を受けた業者でないと補助が出ない。業者を自由に選べない
  • 太陽光だけでは出ない。蓄電池との同時設置が全市町村で条件
  • 串本町は公式ページの記載と要綱が食い違っている。申請前に確認を
  • 間に合わなくても、買値の差16.5万円は多くの補助額の半分近い

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。和歌山県と県内30市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況・予算残額は和歌山県および各市町村の公式ページ、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。予算残は月単位で更新されるため、申請前に最新の情報を確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。