秋田県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大179万円・4市町村が受付中【2026年度】

秋田県の太陽光・蓄電池の補助金

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秋田県の太陽光・蓄電池の補助金は県からは出ません。秋田市の補助も2025年度で終わり、今年度の予定はありません。使えるのは市町村の制度で、25のうち制度があるのは5つ、いま受付中は鹿角市・大仙市・大潟村・井川町の4つです。最大は大潟村で、費用の3分の2と4分の3を出すので、5kWと10kWhの標準的な構成なら179万円になります。

この記事では、2026年度の秋田県と25市町村すべての情報を記載します。県と秋田市の状況、使える4市町村の額と条件、大潟村の計算、雪国での元の取り方まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

秋田県は県の補助がなく、秋田市も終了

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。秋田県の場合、県は住宅用の太陽光・蓄電池に補助を出していません。県のページにあるのは企業向けの再エネ導入補助だけです。

太陽光蓄電池状況
秋田県——制度なし(企業向けのみ)
秋田市2万円/kW(上限8万円)—2025年度で終了・今年度の予定なし

※秋田県と秋田市の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

秋田市は市のページに「令和7年度をもって終了し、令和8年度は同様の補助を予定していません」と書いています。県内でいちばん人口の多い秋田市に、太陽光の補助が1つもないのが今年度の秋田です。

なお国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。

使えるのは鹿角市・大仙市・大潟村・井川町の4つ

制度があるのは5市町村で、横手市は予算に達して終わりました。受付中の4つは額も条件も違います。

市町村太陽光蓄電池申請の順番
大潟村費用の3分の2(上限なし)費用の4分の3(上限なし)契約前に申請・12月20日まで
鹿角市7万円/kW3分の1か5万円/kWhの低い方(同時のみ)契約前に申請・2027年1月29日まで
大仙市5万円/kW(上限25万円・蓄電池かV2Hと同時)10万円(定額・既設の家も可)設置後に申請・2027年3月31日まで
井川町2万円/kW(上限10万円)—契約前に申請

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

鹿角市は国の交付金を財源にした制度で、国の固定価格で売る制度、いわゆるFITで売らない家だけが対象です。9月上旬の時点で予算の37%を使い、太陽光と蓄電池それぞれ10件の申請があります。5kWと10kWhを入れると、太陽光35万円と蓄電池は最大50万円で、合計85万円までです。蓄電池は1kWhあたり15.5万円以下の価格であることが条件で、他の補助とは重ねられません。

 

大仙市は設置してから申し込む制度で、太陽光は蓄電池かV2H(電気自動車と家をつなぐ充放電器)とセットの場合だけ、蓄電池は定額10万円で単独でも出ます。すでに太陽光がある家に蓄電池だけ足せるのは、県内でこの大仙市だけです。横手市も同じ用途の制度でしたが、5月末までに予算に達して終わりました。

井川町は太陽光だけの制度で、ページに今年度の受付期間が書かれていません。申請前に町に確認してください。

大潟村は費用の3分の2。5kW+10kWhなら179万円

大潟村は国の脱炭素先行地域に選ばれていて、村民が自分の家に入れる太陽光と蓄電池に費用の3分の2と4分の3を出します。上限額がありません。

 

上限がないので、額は設置費用で決まります。当サイトが狙うべき基準としている価格で計算すると次のとおりです。

設備費用(当サイト基準)補助
太陽光5kW128万円(25.6万円/kW)85.3万円(3分の2)
蓄電池10kWh125万円(12.5万円/kWh)93.8万円(4分の3)
合計253万円179万円

※当サイトの基準価格で計算した例です。実際の補助額は見積もりの金額で決まります。

 

条件は3つです。

  1. 大潟村に住み、自分が住む家に設置すること
  2. FITの認定を受けず、発電した電気の30%以上を自分の家で使うこと
  3. 工事の契約前に申請すること。受付は12月20日までです

村の人口は少なく、対象になる人は限られます。ただし県内で唯一、太陽光の費用の半分以上が戻る制度です。

秋田で勘違いしやすい3点

25市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 秋田市の2万円/kWは、もう申し込めません。2025年度で終わり、市は今年度の予定はないと明記しています。まとめサイトの中には現行の制度として載せているものがあるので、市のページで確認してください
  2. 県の「住宅リフォーム推進事業」は太陽光の補助ではありません。三種町・八峰町・八郎潟町・美郷町は町の住まいの補助のページで県のリフォーム補助を案内していますが、太陽光と蓄電池の工事は対象外です。八郎潟町は「対象外工事」に太陽光の設置を明記しています
  3. すでに太陽光がある家に蓄電池を足せるのは大仙市だけです。鹿角市は太陽光と同時に入れる場合だけ、大潟村と井川町は蓄電池単独の区分がありません。横手市の3分の1は既設の家も対象でしたが、今年度は終了しました

 

秋田では、県の補助はなく、秋田市を含む20市町村に制度がありません。そこで重要なのが「設置費用そのもの」です。ここが投資回収の分かれ目になります。

太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

個人でやるのは大変な「相見積もり」を楽にできるので、価格面で損をするリスクを限りなく減らせます。見積もりも相談も完全無料で、費用は一切かかりません。

秋田県25市町村の補助と受付状況

市町村の制度の一覧です。制度があるのは5つで、4市町村がいま受付中です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町村太陽光蓄電池状況
大潟村3分の2(上限なし・FITで売らない家)4分の3(上限なし)受付中(12月20日まで・村民のみ)
鹿角市7万円/kW(FITで売らない家)3分の1か5万円/kWhの低い方(同時のみ)受付中(予算の37%・2027年1月29日まで)
大仙市5万円/kW(上限25万円・蓄電池かV2Hと同時)10万円(定額・既設も可)受付中(設置後に申請・2027年3月31日まで)
井川町2万円/kW(上限10万円)—受付中(今年度の期間は要確認)
横手市—3分の1(上限20万円・既設も可)終了(予算到達)
秋田市2万円/kW(上限8万円)—2025年度で終了・今年度なし
上記以外の19市町村——0円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 制度がないのは秋田市を含めて20市町村です。能代市・大館市・男鹿市・湯沢市・由利本荘市・潟上市・北秋田市・にかほ市・仙北市の9市と、小坂町・上小阿仁村・藤里町・三種町・八峰町・五城目町・八郎潟町・美郷町・羽後町・東成瀬村の10町村には、太陽光・蓄電池の補助がありません。秋田市を足すと20です
  2. 受付中の4つは鹿角市・大仙市・大潟村・井川町で、隣り合っていません。それぞれの市町村に住む人だけが対象で、隣の市町村から申し込むことはできません
  3. 大きい補助はFITで売らない家だけです。大潟村と鹿角市はFITの認定を受けないことが条件です。売電する家に出るのは大仙市と井川町で、額は5万円/kWと2万円/kWです

秋田で太陽光は元が取れるのか

秋田は日射量が東京より少ない土地です。秋田市の日射量は1日平均11.9MJ/㎡で、東京より少ないです。日照時間も東京より2割短く、冬は雪でパネルが覆われる期間が長い地域です。

 

発電した電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。

秋田は発電量が少ないぶん、売る電気を減らして自分で使う設計が回収を左右します。大潟村と鹿角市の補助は、上の表の24円で売る道を使わず、自分で使う家向けです。補助が大きい制度ほど、売らずに使う設計を条件にしています。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

秋田県で補助金に頼らず費用をおさえるには

県の補助はなく、秋田市を含む20市町村に制度がありません。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

この16.5万円は、井川町の補助の上限10万円や大仙市の25万円と同じ桁の額です。制度がない20市町村の人にとっては、業者選びが唯一の「補助金」というわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。鹿角市の補助も、1kWhあたり15.5万円を超える蓄電池には出ません。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

秋田県の補助金のよくある質問

Q. 秋田県の補助金はありますか?

県からはありません。県のページにあるのは企業向けの再エネ導入補助だけです。住宅向けは市町村の制度で、受付中は鹿角市・大仙市・大潟村・井川町の4つです。

Q. 秋田市に住んでいますが、補助金はありますか?

ありません。市の2万円/kWは2025年度で終わり、市は今年度の予定はないと明記しています。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

大潟村です。太陽光の費用の3分の2、蓄電池の4分の3で上限がありません。5kWと10kWhを当サイトの基準価格で入れると179万円です。村民が自分の家に入れる場合だけで、売電しないことが条件です。

Q. 鹿角市はいくらもらえますか?

5kWと10kWhで最大85万円です。太陽光7万円/kWで35万円、蓄電池は1kWhあたり5万円か費用の3分の1の低い方で最大50万円です。FITで売らない家だけで、予算の37%を使っています。

Q. すでに太陽光がある家に蓄電池だけ入れたいのですが?

大仙市だけです。定額10万円で、設置してから申し込みます。横手市の3分の1は既設の家も対象でしたが、今年度は予算に達して終わりました。

Q. 売電したい場合は?

大仙市と井川町です。大仙市は太陽光5万円/kWを蓄電池かV2Hとセットで、井川町は2万円/kWです。大潟村と鹿角市はFITの認定を受けないことが条件です。

Q. 県のリフォーム補助で太陽光は付けられますか?

付けられません。秋田県住宅リフォーム推進事業は断熱や水回りなどが対象で、太陽光と蓄電池の工事は対象外です。八郎潟町は町の補助でも対象外と明記しています。

Q. 補助金がもらえなかったら損ですか?

補助と損得は別です。太陽光の相場と狙うべき買値の差は5kWで16.5万円あり、井川町や大仙市の補助と同じ桁です。買値を下げれば、制度がない20市町村でも取り返せます。

まとめ

  • 県の補助はなし。県のページは企業向けだけ
  • 秋田市は2025年度で終了。今年度の予定なし
  • 受付中は鹿角・大仙・大潟・井川の4つ。横手は終了、ほか19市町村は制度なし
  • 最大は大潟村。費用の3分の2と4分の3で上限なし、5kW+10kWhなら179万円
  • 鹿角市は5kW+10kWhで最大85万円。予算の37%、FITで売らない家だけ
  • 既設の家に蓄電池だけ=大仙市の10万円だけ
  • 売電する家=大仙・井川
  • 県のリフォーム補助は太陽光の対象外
  • 補助が出ても、買値の差は市町村の補助と同じ桁

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。秋田県と県内25市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況は秋田県および各市町村の公式ページと交付要綱、日射量は気象庁の平年値、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。