山口県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大30万円・6市が受付中【2026年度】

山口県の太陽光・蓄電池の補助金

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山口県の太陽光・蓄電池の補助金は県から直接もらえます。ただし新築のZEHに定額20万円を出す制度だけで、2次募集も9月14日で終わりました。すでに建っている家に使えるのは市の制度だけで、19市町のうち13に制度がなく、県庁所在地の山口市もゼロです。最大は宇部市の30万円で、6市がいま受付中です。

この記事では、2026年度の山口県と19市町すべての情報を記載します。県の制度と共同購入、使える6市の額と条件、制度がない13市町、雪の少ない山口での元の取り方まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

山口県の補助金は、新築ZEHの20万円だけ

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。山口県の場合、県が出すのは新築のZEHを建てる人への定額20万円だけです。

制度額対象状況
ZEH導入支援補助金20万円(定額)新築ZEH・県産の省エネ設備を1つ以上・内覧会を開く2次募集は9月14日で終了(抽選)
共同購入(ぶちエコやまぐち)補助ではなく値引き県内の住宅・太陽光と蓄電池登録受付中(11月25日まで)

※山口県の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

ZEHの補助は1次が4月、2次が9月前半の募集で、どちらも抽選でした。3次の予定は公表されていません。太陽光や蓄電池に上乗せする加算はなく、既存の家に太陽光を載せる人は対象外です。

 

もう1つの県の支援が共同購入です。県が選んだ業者に希望者をまとめて発注する仕組みで、今年の割引率は次のとおりです。

  1. 太陽光だけは40.5%引き
  2. 太陽光と蓄電池のセットは34.0%引き
  3. 蓄電池だけは31.1%引き

割引率は公表されていますが、落札した価格そのものは登録した人にだけ示されます。参加登録は11月25日までで、市の補助金との併用は事務局に相談できます。

なお国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。

使えるのは6市。最大は宇部市のセット30万円

既存の家に使える市の制度は6つで、額も仕組みも違います。

市太陽光蓄電池申請の順番
宇部市10万円(定額)太陽光とセットで30万円(定額)契約前に申請・11月30日まで
下関市—2万円/kWh(上限20万円・既設も可)後期は9月1日から30日
防府市工事費の10%(上限10万円・商品券)工事費の10%(同じ枠・商品券)契約前に申請・2027年1月8日まで
山陽小野田市工事費の10%(上限7万円・リフォーム助成)住宅に固定するものは同じ枠契約前に申請・2027年1月29日まで
岩国市—国の補助額の2分の1(蓄電池は4.8万円)国の補助が確定してから申請
周南市新築ZEHの設備一式の2分の1(上限10万円)—国のZEH補助が確定してから申請

※各市の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

宇部市は太陽光だけなら10万円、蓄電池と同時に入れると30万円の定額です。3kW以上の太陽光で、工事費がセットなら100万円以上であることが条件です。予算は750万円で、7月20日時点の残りは320万円です。11月30日までの先着で、予算に達した時点で終わります。

 

下関市は蓄電池だけの制度で、太陽光と連系していれば既設の家でも申し込めます。後期の受付は9月30日までで、予算は300万円です。前期は4月に終わっています。市全域向けの太陽光の補助はなく、あるかぽーと・唐戸エリアの脱炭素先行地域だけ費用の3分の2の別枠があります。

防府市は工事費の10%を市内共通商品券で受け取る制度で、太陽光も蓄電池も同じ枠で上限10万円です。

山口市など13市町には制度がない

19市町のうち13に、住宅向けの太陽光・蓄電池の補助がありません。

市町状況
山口市住宅向けはなし。中心市街地の店舗向けに費用の3分の2の制度だけ
萩市・下松市・光市・長門市・柳井市・美祢市制度なし。萩市は省エネ家電、下松市は買い替え補助のみ
周防大島町・和木町・上関町・田布施町・平生町・阿武町制度なし。田布施町は「町の補助制度はありません」と明記

※各市町の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

県庁所在地の山口市に住宅向けの補助がないのが山口の特徴です。山口市は県の共同購入の協賛自治体で、市民に案内しているのは共同購入だけです。

山口で勘違いしやすい3点

19市町を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 県の20万円は、いま住んでいる家には使えません。新築のZEHだけで、2次募集も終わりました。既存の家は市の制度と共同購入で組みます
  2. 防府市の補助は現金ではなく商品券です。有効期限は交付から6か月です。ほかの5市は口座への振込です
  3. 岩国市と周南市は、国の補助が決まらないと申請できません。岩国市は国のみらいエコ住宅で蓄電池の補助額が確定してから、その半額を出します。周南市は国のZEH補助の交付決定が条件です。国の制度が終わると、市の分も申し込めません

 

山口では、県の補助は新築だけ、多くの市町に制度がなく、あっても額は小さいです。そこで重要なのが「設置費用そのもの」です。ここが投資回収の分かれ目になります。

太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

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個人でやるのは大変な「相見積もり」を楽にできるので、価格面で損をするリスクを限りなく減らせます。見積もりも相談も完全無料で、費用は一切かかりません。

山口県19市町の補助と受付状況

市町の制度の一覧です。制度がある6市はすべて受付中です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町太陽光蓄電池状況
宇部市10万円(定額・3kW以上)太陽光とセットで30万円(定額)受付中(残320万円・7月20日時点・11月30日まで)
下関市—(唐戸エリアだけ3分の2)2万円/kWh(上限20万円・既設も可)後期受付中(9月30日まで・予算300万円)
防府市工事費の10%(上限10万円・商品券)工事費の10%(同じ枠・商品券・再エネと合わせて使う場合)受付中(予算5,000万円・2027年1月8日まで)
山陽小野田市工事費の10%(上限7万円・リフォーム助成)住宅に固定するものは同じ枠受付中(予算1,200万円・2027年1月29日まで)
岩国市—国の補助額の2分の1(4.8万円・世帯上限50万円)受付中(残2,776万円・9月2日時点・2027年2月10日まで)
周南市新築ZEHの設備一式の2分の1(上限10万円)—受付中(2027年3月31日まで)
上記以外の13市町——0円

※各市町の公式ページを執筆時点で確認した内容です。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 制度がないのは13市町です。山口市・萩市・下松市・光市・長門市・柳井市・美祢市と、周防大島町・和木町・上関町・田布施町・平生町・阿武町には、住宅向けの太陽光・蓄電池の補助がありません。町はすべてゼロです
  2. 太陽光そのものに出すのは宇部市・防府市・山陽小野田市の3市だけです。下関市と岩国市は蓄電池だけ、周南市は新築ZEHだけです
  3. すでに太陽光がある家に蓄電池を足せる市は3つです。下関市は太陽光と連系していれば対象、防府市は再生可能エネルギーと合わせて使えば対象、岩国市は国のリフォーム補助に連動します。宇部市は太陽光との同時設置だけです

山口で太陽光は元が取れるのか

山口は日射量が東京を上回る土地です。下関の日射量は1日平均13.4MJ/㎡で、東京より多いです。日照時間も東京に近く、雪で発電が止まる期間もほぼありません。

 

発電した電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。

山口の市の制度は、宇部市を含めて売電の有無を問いません。補助が小さい県では、補助の条件より「売らずに使う設計」そのものが回収を左右します。蓄電池を入れて夜に使う分を増やすほど、24円ではなく27.45円の価値で電気を使えます。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

山口県で補助金に頼らず費用をおさえるには

県の補助は新築だけ、多くの市町に制度がなく、あっても最大30万円です。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

この16.5万円は、宇部市の太陽光補助10万円より大きい額です。県の共同購入は太陽光40.5%引きと公表していて、業者選びで動く額の大きさを県自身が示しているというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。共同購入の蓄電池も31.1%引きなので、元の価格が高ければ基準に届きません。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

山口県の補助金のよくある質問

Q. 山口県の補助金は今から間に合いますか?

県のZEH補助は2次募集が9月14日で終わり、3次の予定は公表されていません。市の制度は6市で受付中で、下関市の後期は9月30日まで、宇部市は11月30日までです。県の共同購入も11月下旬まで登録できます。

Q. いま住んでいる家に太陽光を載せたいのですが、県の補助はありますか?

ありません。県の20万円は新築のZEHだけです。既存の家は宇部市・防府市・山陽小野田市の市の制度か、県の共同購入を使います。

Q. 山口市に住んでいますが、補助金はありますか?

ありません。山口市の制度は中心市街地の店舗向けだけで、住宅向けはゼロです。市が案内しているのは県の共同購入で、山口市は協賛自治体です。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

宇部市の30万円です。太陽光と蓄電池を同時に入れると定額30万円、太陽光だけなら10万円です。7月20日時点で予算の4割強が残っています。

Q. すでに太陽光がある家に蓄電池だけ入れたいのですが?

下関市・防府市・岩国市の3つです。下関市は上限20万円で、後期の受付は9月30日までです。防府市は工事費の10%を商品券で、岩国市は国の補助額の半額です。

Q. 県の共同購入はどれくらい安くなりますか?

県は割引率だけ公表していて、太陽光は40.5%、セットは34.0%、蓄電池は31.1%です。落札した価格は登録した人に示されます。市の補助金との併用は事務局に相談できます。

Q. 防府市の補助は現金ですか?

市内共通商品券です。工事費の10%で上限10万円で、有効期限は交付から6か月です。

Q. 補助金がもらえなかったら損ですか?

補助と損得は別です。太陽光の相場と狙うべき買値の差は5kWで16.5万円あり、宇部市の太陽光補助を上回ります。買値を下げれば、制度がない13市町でも取り返せます。

まとめ

  • 県の補助は新築ZEHの定額20万円だけ。2次募集は9月14日で終了
  • 県の共同購入は11月25日まで登録可。太陽光40.5%引き
  • 既存の家は市の制度だけ。19のうち13に制度なし、山口市もゼロ
  • 最大は宇部市のセット30万円。残320万円、11月30日まで
  • 下関市は蓄電池だけ。後期は9月30日まで、既設の家も可
  • 防府市は商品券。工事費の10%で上限10万円
  • 岩国市・周南市は国の補助が決まってから
  • 既設の家に蓄電池だけ=下関・防府・岩国
  • 補助が出ても、買値の差は宇部市の太陽光補助を上回る

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。山口県と県内19市町すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況は山口県および各市町の公式ページと交付要綱、日射量は気象庁の平年値、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。