群馬県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大20万円・16市町村が受付中【2026年度】

群馬県の太陽光・蓄電池の補助金

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群馬県の補助金は、令和8年7月20日で受付が終わりました。しかも先着ではなく抽選で、当選者は7月31日に公表済みです。今年度はもう申し込めません。

ただし市町村の補助は16の市町村で受付中です。前橋市、高崎市、太田市など、今から申し込める先があります。

この記事では、群馬県と35市町村すべての情報を記載します。

そのうえで

  • 来年度に県の補助を狙うなら何をいつ準備すればいいのか
  • そして補助が取れなかった場合に何をすれば損をしないのか

を書きます。

群馬県の補助金はいくらだったか

令和8年度の県の制度は2本ありました。県公式ページを執筆時点で確認した内容です。

制度対象個人がもらえる額
A 太陽光発電設備等導入支援事業費補助金太陽光だけ/太陽光と蓄電池を同時に太陽光7万円の定額
蓄電池は費用の3分の1
B 住宅用蓄電池導入支援事業費補助金すでに太陽光がある家に蓄電池だけ蓄電池の費用の3分の1

太陽光は7万円の定額です。3kWでも6kWでも同じ額で、出力に関係ありません。他の県では1kWあたりいくらという計算が多いので、群馬は少し変わっています。

蓄電池のほうは費用の3分の1が出ます。ただし条件があります。

1kWhあたり14.1万円を超える蓄電池は、1円も出ない

県は蓄電池の値段に線を引いています。1kWhあたり14.1万円を超えると、補助の対象から外れます。

県の募集要領に載っている計算例が分かりやすいです。

買ったもの1kWhあたりもらえる額
例3太陽光5kW+蓄電池10kWhで120万円12万円47万円(7万+40万)
例4太陽光5kW+蓄電池6kWhで120万円20万円7万円のみ(蓄電池は対象外)

同じ120万円の蓄電池でも、容量が10kWhなら40万円もらえて、6kWhなら0円。払う金額は同じなのに、結果が40万円変わります。

これは県が「高すぎる蓄電池には税金を出さない」と決めているということです。当サイトも同じ考え方で、蓄電池は1kWhあたり12.5万円が払っていい上限だと計算しています。県の14.1万円より、それよりさらに厳しい水準です。詳しくは家庭用蓄電池の価格相場にまとめています。

 

ですので、見積もりを見るときは、総額ではなく「総額 ÷ 容量」で1kWhあたりの単価を出してください。ここが群馬で補助を取れるかどうかの分かれ目になります。

今年度の受付は7月20日に終わっている

群馬県の制度で一番注意が要るのは、受付の短さです。

日付できごと
令和8年6月19日募集要領の公表
6月29日〜7月20日申請の受付(3週間だけ)
7月31日抽選を実施、当選者を公表
令和9年1月31日工事と支払いの期限

受付は3週間しかありませんでした。そして先着ではなく抽選です。書類に不備がない申請をすべて抽選対象にして、予算の範囲で当選者を決めました。早く出しても有利にはなりません。

来年度も同じ形なら、6月末までに業者と見積もりを決めておかないと、そもそも申請できません。県は交付決定の前に契約や着工をすると対象外だと明記しているので、順序も守る必要があります。

もう1つ、国の補助金との関係にも注意が要ります。同じ設備について、国の補助事業とは併用できません。みらいエコ住宅2026事業などを使う場合は、県の補助を受けられません。国の制度は蓄電池の補助金にまとめています。

 

県の枠は3週間で締め切られ、抽選です。当選しても、そこから業者を探していては1月末の工事期限に間に合いません。先に見積もりを固めておく必要があります。

だからと言って業者を急いで選ぶと見積もりが安いか高いか判断できず損をします。ですので、相見積もりサービスを使いましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

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今から使えるのは市町村の補助

県の枠は閉まりましたが、市町村は別です。群馬県の全35市町村を公式ページで調べました。

状況数内訳
受付中16前橋・高崎・太田・沼田・館林・藤岡・安中・みどりなど
今年度は終了2桐生市(7月8日)・東吾妻町
制度がない4神流町・下仁田町・南牧村・大泉町
公式で確認できない13山間部の町村が中心。ページが数年更新されていない

「確認できない」が13もあるのが群馬の特徴です。公式ページに令和8年度の記載がなく、要綱が数年前のまま置かれている自治体が目立ちます。高山村の要綱は平成25年の改正が最後で、邑楽町にいたっては「令和8年3月31日限り効力を失う」という条項が残ったまま、延長の告知がありません。この13市町村にお住まいなら、役場に電話で確認するのが確実です。

群馬県35市町村の補助と受付状況

自治体太陽光蓄電池受付状況
前橋市3万円(定額)1万円/kWh(上限5万円)受付中(予算残430万円)
高崎市8千円/kW(上限4万円)—受付中(予算残703万円)
桐生市—1万円/kWh(上限5万円)終了(7月8日)
伊勢崎市上限5万円上限5万円要問い合わせ
太田市2〜7kW未満5万円/7kW以上7万円相当5万円相当受付中
沼田市1万円/kW(上限5万円)1万円/kWh(上限5万円)受付中(予算残338.3万円)
館林市—1万円/kWh(上限5万円)受付中
渋川市3万円(定額)5万円(定額)要問い合わせ
藤岡市2万円/kW(上限8万円)同時設置2万円/kWh(上限10万円)/単体1万円/kWh(上限5万円)受付中
富岡市確認できず確認できず要問い合わせ
安中市1万円/kW(上限5万円)1万円/kWh(上限6万円)受付中
みどり市5万円(定額)15万円(定額)受付中
榛東村村内業者4万円/kW(上限16万円)/村外2万円/kW(上限8万円)—受付中(予算残104万円)
吉岡町2.5万円/kW(上限10万円)5万円(定額)受付中
上野村確認できず確認できず要問い合わせ
神流町——制度なし
下仁田町——制度なし
南牧村——制度なし
甘楽町—1万円/kWh(上限5万円)受付中
中之条町5万円/kW(上限20万円)3万円/kW(上限15万円)要問い合わせ
長野原町確認できず確認できず要問い合わせ
嬬恋村5万円/kW(上限20万円)5万円/kWh(上限20万円)要問い合わせ
草津町確認できず確認できず要問い合わせ
高山村7万円/kW(上限20万円)確認できず要問い合わせ
東吾妻町2万円/kW(上限10万円)4万円/kWh(上限20万円)終了(予算到達)
片品村5万円/kW(上限25万円)5万円/kWh(上限25万円)要問い合わせ
川場村3万円/kW(上限15万円)—要問い合わせ
昭和村2.5万円/kW(上限10万円)—受付中
みなかみ町2.5万円/kW(上限10万円)—受付中(残り約8件相当)
玉村町1万円/kW(上限5万円)1万円/kWh(上限5万円)受付中(太陽光33件・蓄電池38件相当)
板倉町2.5万円/kW(上限10万円)—受付中
明和町1万円/kW(上限10万円)1万円/kWh(上限6万円)受付中
千代田町3万円/kW(上限6万円)1万円/kWh(上限4万円)要問い合わせ
大泉町——制度なし
邑楽町2万円/kW(上限6万円)—要問い合わせ

※執筆時点で各市町村の公式ページを確認した内容です。「要問い合わせ」は、公式ページに令和8年度の記載がなく実施を確認できなかったものです。金額は掲載されている値ですが、申請の前に必ず役場へ確認してください。

表から読み取れることが3つあります。

  1. 現金でもらえない市が4つあります。伊勢崎市はISECAポイント、太田市はデジタル金券OTACO、桐生市は桐生ペイ、館林市はぽんちゃんPayでの交付です。金額が同じでも、使える場所が市内に限られます。太田市はアプリの会員登録も必要です。
  2. 市内・村内の業者を使うと額が変わります。榛東村は村内業者なら1kWあたり4万円、村外なら2万円と倍の差がつきます。前橋市は市内業者に限る、と条件そのものになっています。業者の選び方が補助額を左右します。
  3. 蓄電池の補助がない自治体が11あります。高崎市は公式に「蓄電池およびV2Hの補助金は実施しておりません」と書いています。県内最大の市に蓄電池の補助がない点は、知らずに計画を立てると狂います。

補助金のほかに「共同購入」という手もある

群馬県は補助金とは別に、共同購入事業も実施しています。参加希望者をまとめて業者に入札させ、まとめ買いの力で値段を下げる仕組みです。補助金ではないので抽選も予算切れもありません。

ただし安いかどうかは中身を見ないと分かりません。入札で選ばれた1社としか話せないので、見積もりを比べる相手がいないためです。近県の例では、太陽光は1kWあたり22.3万円と当サイトの基準を下回る一方、蓄電池は1kWhあたり16.5万円で払っていい上限の12.5万円を大きく超えていました。「まとめ買いだから安い」と一律には言えません。

群馬の場合はもう1つ注意が必要です。県の補助は1kWhあたり14.1万円を超える蓄電池を対象外にしているので、共同購入で買った蓄電池が高すぎると、来年度に県の補助を申請しても通りません。単価を必ず確かめてください。

県の共同購入事業のページで参加を受け付けています。

群馬で太陽光は元が取れるのか

補助が取れなかった場合でも、群馬は太陽光に向いた土地です。

気象庁の平年値で、前橋の全天日射量は1日1平方メートルあたり13.6メガジュール。東京の12.7を7%上回り、全国でも上位の水準です。日照時間も年2,153.7時間あり、東京より227時間長くなっています。

 

5kWの太陽光なら年間6,310kWhほど発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は大きいです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

回収年数の計算方法は太陽光発電は元が取れるかで、地域ごとの発電量は太陽光発電の発電量シミュレーションで詳しく出しています。

補助金より、買値のほうが結果を変える

群馬で今から取れる補助は、市町村の数万円が中心です。県の7万円は来年度まで待つことになります。

そこで見てほしいのが設置費用のほうです。太陽光の設置費用は、資源エネルギー庁の公表値で1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差なので、県の補助7万円の2倍以上が業者選びだけで動きます。

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では1kWhあたり17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

 

しかも群馬では、この単価が補助を受けられるかどうかの条件そのものになっています。14.1万円/kWhを超えた蓄電池は、県の補助が1円も出ません。安く買うことが、そのまま補助を取る条件になっている県です。

 

見積もりが適正かどうかは、1社だけ見ても判断できません。同じ設備でも業者によって数十万円の開きが出るためです。

ですので、相見積もりを必ず取ってください。太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

 

なお見積もりが適正かを確かめる手順は蓄電池・太陽光の見積もりに、太陽光の費用の内訳は太陽光発電の設置費用にまとめています。

群馬県の補助金のよくある質問

Q. 今から県の補助金に申し込めますか?

申し込めません。令和8年度の受付は6月29日から7月20日までで、すでに終わっています。抽選も7月31日に実施され、当選者が公表されました。次の機会は令和9年度です。

Q. 来年度に向けて、いつ何をすればいいですか?

過去2年と同じ形なら、6月下旬に募集要領が出て、その直後の3週間が受付です。県は交付決定の前に契約や着工をすると対象外としているので、6月末の時点で業者と見積もりが決まっている状態を作っておく必要があります。逆算すると、春のうちに相見積もりを取り終えておくのが安全です。

Q. 抽選なら、早く申し込んでも意味がないのですか?

受付期間内であれば、早い遅いは当落に関係ありません。書類に不備がない申請をすべて抽選にかけます。ただし不備があると抽選の対象から外れます。早めに出して不備を直す時間を残しておくほうが安全です。

Q. 蓄電池はいくらまでなら補助が出ますか?

1kWhあたり14.1万円までです。これを1円でも超えると、蓄電池は補助の対象外になります。10kWhなら141万円が上限です。当サイトはさらに厳しく、12.5万円/kWh(10kWhで125万円)を払っていい上限としています。

Q. 市町村の補助と県の補助は両方もらえますか?

市町村によります。35市町村のうち、公式に併用できると書いているのは藤岡市だけでした。逆に桐生市は「国や県の負担及び補助を受けた者」を対象外としているので、実質的に併用できません。残りの33市町村は公式ページに記載がないため、役場に確認してください。

Q. 高崎市に蓄電池の補助はありますか?

ありません。市の公式ページに「蓄電池およびV2Hの補助金は実施しておりません」と明記されています。高崎市で使えるのは太陽光の1kWあたり8千円、上限4万円だけです。

Q. 補助金がないなら、今は買い時ではないのでしょうか?

補助金の額と買い時は別の話です。群馬は日射量が全国上位で、太陽光の条件そのものは良い土地です。設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。補助7万円より、業者選びで動く16万円のほうが大きいので、まず見積もりを適正な水準まで下げることを優先してください。

まとめ

  • 群馬県の補助は令和8年7月20日で受付終了。先着ではなく抽選で、当選者は7月31日に公表済み
  • 個人がもらえたのは太陽光7万円(定額)+蓄電池は費用の3分の1
  • 1kWhあたり14.1万円を超える蓄電池は対象外。同じ120万円でも10kWhなら40万円、6kWhなら0円
  • 来年度を狙うなら6月末までに見積もりを固めておく。受付は3週間しかない
  • 今から使えるのは市町村の補助で16市町村が受付中。ただし13市町村は公式で確認できず要問い合わせ
  • 伊勢崎・太田・桐生・館林は現金でなく地域通貨・ポイントでの交付
  • 榛東村は村内業者なら単価が倍。前橋市は市内業者が条件
  • 前橋の日射量は東京より7%多く、太陽光には向いた土地
  • 補助7万円より、買値の差16.5万円のほうが大きい

出典

出典:群馬県「令和8年度の個人住宅・事業者向け再エネ導入支援補助制度」および同募集要領(執筆時点)、群馬県内35市町村の各公式ページ(同)、気象庁「過去の気象データ 平年値(1991-2020)」。設置費用の相場と自家消費率は資源エネルギー庁の公表値、払っていい上限(太陽光25.6万円/kW・蓄電池12.5万円/kWh)は当サイトの集計にもとづきます。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。