広島県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大68万円・8市町が受付中【2026年度】

広島県の太陽光・蓄電池の補助金

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広島県の太陽光の補助金は、市町から出ます。最も手厚いのは呉市で、1kWあたり7万円に2万円が加算され、最大68万円になります。

ただし23市町のうち12に制度がありません。県からも出ず、政令市の広島市も太陽光は対象外です。

 

この記事では、2026年度の広島県23市町すべての情報を記載します。金額・締切・予算の残りまで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

広島県の補助金は市町しだい

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。ただ広島県の場合、国からも県からも出ません。

国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。県が家庭向けに用意しているのは「エコ窓普及促進補助金」だけで、これは窓の断熱工事が対象です。太陽光や蓄電池には使えません。

 

ですので広島県では、お住まいの市町に制度があるかどうかがすべてです。

広島市に太陽光の補助はない

県庁所在地であり政令市でもある広島市ですが、太陽光発電システムは補助の対象外です。

出るのは蓄電池・家庭用燃料電池・V2H充放電設備で、それぞれ3万円/台。募集台数は3種類あわせて490台で、締切は2027年1月29日です。

設備広島市の補助
太陽光発電システム対象外
蓄電池・エネファーム・V2H3万円/台(3種合計で490台)
断熱窓3万円/件(60件)

※広島市の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

広島市に住んでいる人が太陽光を載せる場合、受け取れるのは蓄電池の3万円だけになります。県からも市からも太陽光への補助は出ません。

23市町のうち12に制度がない

2026年度に住宅用の太陽光または蓄電池の補助を実施しているのは、23市町のうち11です。まったく制度がないのは12市町になります。

 

制度がない12市町は次のとおりです。

竹原市・尾道市・府中市・三次市・庄原市・大竹市・安芸高田市・海田町・熊野町・坂町・安芸太田町・神石高原町

 

尾道市・三次市・庄原市・安芸高田市といった人口の多い市も、ここに入っています。

でも安心してください。補助金が出なくても損をしない方法はあります。この記事の後半で解説します。

単価は2万円から10.5万円まで5倍違う

広島県は県が単価を決めないので、市町ごとに設計がばらばらです。太陽光の1kWあたりの額は5倍の開きがあります。

市町太陽光上限
福山市10.5万円/kW5kWまで
呉市7万円/kW+2万円/kW63万円+5万円
廿日市市7万円/kW費用の全額まで
東広島市5万円/kW(人口減少区域は7万円/kW)費用の1/3まで
三原市5万円/kW15万円
江田島市1件7万円(定額)—
大崎上島町1件5万円(定額)募集6件
府中町2万円/kW費用の全額まで

※各市町の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

最も手厚いのは呉市です。7万円/kWに2万円/kWが加算されるので、上限まで使えば68万円になります。単価だけなら福山市の10.5万円/kWが最高ですが、5kWまでという上限があるので52.5万円で頭打ちです。それでも県内では高い水準です。

一方で府中町は2万円/kW。同じ5kWでも、呉市とは45万円の差が出ます。

広島で勘違いしやすい3点

23市町を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 府中市と府中町は別の自治体です。府中市は福山市の隣、府中町は広島市の隣にあります。制度があるのは府中町だけで、府中市にはありません。まとめサイトの中には府中市に制度があると書いているものもあるので、お住まいがどちらか確認してください
  2. 北広島町は来年度も実施しません。太陽光と蓄電池を対象にしていた「ゼロカーボンタウン推進加速化補助金」は受付を終え、町の公式サイトに「次年度事業の実施予定はありません」と明記されています。待っても出ません
  3. 東広島市は蓄電池だけ終わっています。スマートハウス化支援補助金が7月14日で受付終了しました。太陽光のほうは受付中で、8月13日時点の残額は約1,193万円です

もうひとつ、予算が尽きかけている市があります。福山市は8月20日の時点で、申請額が予算の9割を超えました。県内で最も単価が高い市が、もう埋まりかけています。

 

つまり広島では、補助金をあてにした資金計画が崩れやすいということです。だからこそ、補助金とは別に「設置費用そのもの」を下げておくことが、投資回収のために重要になります。

そして、太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

 

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

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広島県23市町の補助と受付状況

制度がある11市町の一覧です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町太陽光蓄電池状況
呉市7万円/kW+2万円/kW費用の1/3+5万円受付中(残5,010万円)
福山市10.5万円/kW(5kWまで)費用の1/3予算の9割超過
廿日市市7万円/kW5万円/kWh受付中(11月30日まで)
東広島市5万円/kW(人口減少区域は7万円)上限8〜10万円太陽光は受付中(残1,193万円)/蓄電池は7月14日に終了
三原市5万円/kW(上限15万円)費用の1/3(上限5万円)受付中(太陽光の残13件)
江田島市1件7万円—受付中(3月10日まで)
大崎上島町1件5万円—受付中(募集6件)
府中町2万円/kW5万円/台受付中(3月31日まで)
広島市対象外3万円/台受付中(490台・1月29日まで)
世羅町対象外1万円/kWh(上限10万円)受付中(2月26日まで)
北広島町——終了・来年度も実施なし
上記以外の12市町——0円

※各市町の公式ページを執筆時点で確認した内容です。予算に達した時点で終わる制度が多く、月単位で状況が変わります。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 太陽光に補助が出るのは8市町だけです。広島市と世羅町は蓄電池のみ。23市町のうち、太陽光を載せて補助を受けられるのは3分の1にとどまります
  2. 締切は市町でばらばらです。呉市と廿日市市が11月30日、広島市が1月29日、三原市と世羅町が2月26日、府中町と大崎上島町は3月31日まで。県が仕組みを統一していないためです
  3. 予算の残りは市によってまったく違います。呉市は執行率26%とまだ余裕がありますが、福山市は9割超過。同じ県内でも急ぎ方が変わります

広島で太陽光は元が取れるのか

広島は日照条件がよく、太陽光に向いた土地です。5kWの太陽光なら年間およそ6,000kWhを発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

 

そのために蓄電池が重要になります。昼につくった電気を夜まで持ち越せるので、買わずに済む電気が増えるからです。呉市が太陽光と蓄電池の同時設置に加算をつけているのも、この考え方に沿った設計です。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

広島県で補助金に頼らず費用をおさえるには

広島は県から補助が出ず、23市町のうち12にも制度がありません。広島市に住んでいても、太陽光への補助はゼロです。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これは三原市の上限15万円を上回る金額です。補助が出る市町であっても、業者選びのほうが大きく効くというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

広島県の補助金のよくある質問

Q. 広島県から補助金はもらえますか?

太陽光と蓄電池についてはもらえません。県が家庭向けに実施しているのは窓の断熱工事への上乗せ補助だけです。申請先は市町になります。

Q. 広島市で太陽光の補助はもらえますか?

もらえません。広島市は太陽光発電システムを補助の対象外にしています。出るのは蓄電池・エネファーム・V2Hの3万円/台で、3種類あわせて490台の募集です。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

呉市です。1kWあたり7万円に2万円が加算され、上限まで使えば68万円になります。単価だけなら福山市の10.5万円/kWが最高ですが、5kWまでという上限があります。

Q. 福山市はまだ間に合いますか?

厳しい状況です。8月20日の時点で、市に到達した申請の合計額が予算の9割を超えています。太陽光も蓄電池も同じ状況なので、公式ページで最新の受付状況を確認してください。

Q. 府中市に制度はありますか?

ありません。制度があるのは府中町です。府中市は福山市の隣、府中町は広島市の隣にある別の自治体です。まとめサイトの中には混同しているものもあるので、お住まいがどちらか確認してください。

Q. 北広島町は来年度に復活しますか?

町の公式サイトには「次年度事業の実施予定はありません」と明記されています。復活を待つより、補助なしで成り立つ買値を探すほうが現実的です。

Q. 自分の市町に制度がありませんでした。損ですか?

損ではありません。広島では23市町のうち12に制度がないので、こちらのほうが多数派です。そして補助金の額より、設置費用の差のほうが大きくなります。平均28.9万円/kWと上位30%の25.6万円/kWの差は5kWで16.5万円です。

まとめ

  • 広島県に住宅用の太陽光・蓄電池の補助金はありません。県の家庭向けは窓の断熱だけ
  • 政令市の広島市も太陽光は対象外。出るのは蓄電池など3万円/台
  • 市町は23のうち11が実施、12に制度なし。太陽光に出るのは8市町だけ
  • 最大は呉市の68万円。単価の最高は福山市の10.5万円/kW
  • 単価は2万円/kWから10.5万円/kWまで5倍の開きがある
  • 福山市は8月20日時点で予算の9割超過。県内で最も単価が高い市が埋まりかけている
  • 府中市と府中町は別の自治体。制度があるのは府中町だけ
  • 北広島町は来年度も実施しないと公式に明記されている
  • 補助が出ても、買値の差16.5万円のほうが大きい市町がある

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。広島県と県内23市町すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況・予算残額は広島県および各市町の公式ページ、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。