京都府の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大70万円・22市町村が受付中【2026年度】

京都府の太陽光・蓄電池の補助金

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京都府の太陽光・蓄電池の補助金は、府と市町村がセットで出ます。金額も大きく、京丹後市なら太陽光だけで最大70万円です。

ただし、注意点が2つあります。

  1. 申請先は府ではなく市町村です
  2. 売電の仕方で補助額が4倍変わります

 

この記事では、2026年度の京都府と26市町村すべての情報を記載します。金額・締切・予算の残りまで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

京都府の補助金は府と市町村がセット

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。ただ京都府の場合、府の階と市町村の階が1つにまとまっています。

府の補助額と市町村の補助額を合わせた金額を、各市町村が交付します。市町村の補助金とは別に、府から振り込まれるわけではありません。

 

ですので、申請先は府ではなく、お住まいの市町村です。府の窓口に問い合わせても受け付けてもらえません。

そして市町村ごとに上乗せの額が違うので、同じ京都府内でも受け取れる金額に差が出ます。

なお国の補助金について補足すると、国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。頼れるのは府と市町村の分だけです。

売電の仕方で補助が4倍変わる

京都府の制度で最も大きいのが、この違いです。国が価格を決めて買い取る制度(FIT)を使うかどうかで、補助額が4倍変わります。

売電の仕方太陽光蓄電池
国の買取制度を使う1万円/kW(上限4万円)1万円/kWh(上限5万円)
国の買取制度を使わない4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限24万円)

※府が出す分の金額です。これに市町村の上乗せが加わります。

 

府の分だけで31万円の差になります。これに市町村の上乗せが乗るので、実際の差はもっと広がります。

 

ここで誤解しやすいのが「買取制度を使わない=売れない」という点です。売れなくなるわけではありません。国が価格を決める制度を使わないだけで、電力会社との個別契約で売ることはできます。

ただし国の制度を使わない場合、発電した電気の30%以上を自分の家で使うことが条件になっている市町村が多いです。だから京都府では、太陽光と蓄電池の同時設置がほぼ必須になっています。

最大は京丹後市の70万円

市町村の上乗せを含めて最も手厚いのが京丹後市です。国の買取制度を使わない場合、太陽光だけで1kWあたり7万円・上限70万円が出ます。

市町村太陽光蓄電池
京丹後市7万円/kW(上限70万円)費用の1/3
久御山町6万円/kW(上限24万円)6.4万円/kWh(上限38.4万円)
木津川市太陽光と蓄電池あわせて上限41万円(別枠の蓄電池20万円と併用可)
南丹市7万円/kW(上限35万円)費用の1/3
京都市・向日市7万円/kW(上限の記載なし)5万円/kWh・上限50万円(向日市)

※いずれも国の買取制度を使わない場合の額です。

 

京都市と向日市は上限が書かれていません。7万円/kWがそのまま効くので、容量を積めるほど有利になります。ただし京都市は、太陽光2kW以上と蓄電池の同時設置が条件です。

一方で久御山町は、蓄電池のほうが手厚いという珍しい設計です。太陽光24万円に対して蓄電池38.4万円。合わせて62.4万円です。

京都で勘違いしやすい3点

26市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 太陽光だけでは、ほとんどの市町村で補助が出ません。京都府の制度は太陽光と蓄電池の同時設置が条件です。すでに太陽光がある家に蓄電池を足す場合は、向日市のように単独枠を持つ市町村を探すことになります
  2. 国の買取制度を使う枠は、5市町ですでに終わっています。宮津市・八幡市・大山崎町・与謝野町が受付終了で、亀岡市は申請多数のため抽選に入りました。買取制度を使わない枠のほうは、この5市町でも受付中です
  3. 制度がないのは3町村だけです。笠置町・和束町・南山城村には住宅向けの補助がありません。逆に言えば、残る23市町村には制度があります

 

もうひとつ、予算の残りを公表している市町村があります。南丹市は9月4日時点で太陽光364万円・蓄電池282万円、城陽市は8月13日時点で受付可能があと17件でした。京丹後市は8月27日時点で、枠の21%から50%が埋まっていました。

 

つまり京都では、年明けを待たずに枠が埋まる可能性があるということです。だからこそ、補助金とは別に「設置費用そのもの」を下げておく必要があります。

太陽光・蓄電池は、同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

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京都府26市町村の補助と受付状況

国の買取制度を使わない場合の額です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町村太陽光蓄電池状況
京丹後市7万円/kW(上限70万円)費用の1/3受付中(1月8日まで)
京都市7万円/kW(上限なし)5万円/kWh(費用の1/3まで)受付中(1月29日まで)
向日市7万円/kW(上限なし)上限50万円受付中(1月15日まで)
南丹市7万円/kW(上限35万円)費用の1/3予算残 太陽光364万円
久御山町6万円/kW(上限24万円)6.4万円/kWh(上限38.4万円)受付中(1月29日まで)
京丹波町5万円/kW(上限20万円)4万円/kWh(上限24万円)受付中(2月26日まで)
与謝野町4.5万円/kW(上限18万円)4万円/kWh(上限24万円)受付中(12月25日まで)
井手町4万円/kW(上限16万円)4.5万円/kWh(上限27万円)受付中
亀岡市4万円/kW(上限16万円)4.6万円/kWh(上限27.6万円)受付中
宇治市4万円/kW(上限16万円)4.5万円/kWh(上限27万円)受付中(1月15日まで)
宇治田原町4.2万円/kW(上限16.8万円)4.5万円/kWh(上限27万円)準備中
精華町4.1万円/kW(上限16.4万円)4万円/kWh(上限24万円)受付中(12月25日まで)
木津川市太陽光と蓄電池あわせて上限41万円受付中(1月29日まで)
八幡市4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限24万円)+5万円受付中(1月29日まで)
京田辺市4万円/kW(上限16万円)+2万円4万円/kWh(上限24万円)受付中(1月29日まで)
福知山市4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限24万円)+2万円受付中(1月15日まで)
舞鶴市4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限24万円)+1万円受付中(1月22日まで)
伊根町4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限25万円)受付中(12月25日まで)
綾部市・宮津市・城陽市・長岡京市・大山崎町4万円/kW(上限16万円)4万円/kWh(上限24万円)受付中
笠置町・和束町・南山城村——0円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。先着順の制度が多く、月単位で状況が変わります。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 4万円/kWが基準線です。これは府が出す分そのもので、上乗せがない市町村はこの額になります。7万円/kWの京丹後市・京都市・向日市・南丹市は、市が3万円上乗せしている計算です
  2. 締切は12月から2月に集中しています。最も早いのが与謝野町・精華町・伊根町で12月25日。次が京丹後市の1月8日です。年内に動く必要がある市町村があります
  3. 宇治田原町はまだ受付が始まっていません。金額は公表されていますが、ページには「現在準備中」と書かれたままです。役場に電話で確認してください

京都で太陽光は元が取れるのか

5kWの太陽光なら、年間およそ6,000kWhを発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
国の制度で売る(1〜4年目)24円
国の制度で売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

 

京都府が国の買取制度を使わない設置に4倍の補助を出しているのも、市町村が自家消費30%以上を条件にしているのも、この考え方に沿った設計です。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

京都府で補助金に頼らず費用をおさえるには

京都府は補助が手厚い府県です。ただ、枠には限りがあります。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これは京都府内の多くの市町村の補助額に匹敵する金額です。4万円/kWが基準線なので、5kWなら20万円。業者選びだけで、それに近い金額が動くというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

京都府の補助金のよくある質問

Q. 京都府に申請すればもらえますか?

もらえません。京都府の補助金は市町村の窓口から交付されます。府の補助額と市町村の補助額が合わさった金額を、市町村が支払う仕組みです。申請先はお住まいの市町村になります。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

太陽光だけで見ると京丹後市です。1kWあたり7万円で上限70万円になります。京都市と向日市も7万円/kWで、こちらは上限の記載がありません。蓄電池まで含めると久御山町が手厚いです。太陽光24万円・蓄電池38.4万円で、合計62.4万円になります。

Q. 太陽光だけを設置したいのですが、補助は出ますか?

ほとんどの市町村で出ません。京都府の制度は太陽光と蓄電池の同時設置が条件です。すでに太陽光がある家に蓄電池を足す場合は、向日市のように蓄電池の単独枠を持つ市町村を確認してください。

Q. 国の買取制度を使わないと、電気は売れなくなりますか?

売れます。国が価格を決める制度を使わないだけで、電力会社との個別契約で売ることはできます。ただし発電した電気の30%以上を自分の家で使うことが条件になっている市町村が多いので、蓄電池とセットで考えることになります。

Q. すでに受付が終わっている市町村はありますか?

国の買取制度を使う枠は、宮津市・八幡市・大山崎町・与謝野町で受付を終了しました。亀岡市は申請多数のため抽選です。ただし補助額の大きい「買取制度を使わない枠」は、この5市町でも受付中です。

Q. 制度がないのはどこですか?

笠置町・和束町・南山城村の3町村です。京都府の窓口一覧にも掲載がなく、各町村の公式サイトにも住宅向けの制度は見当たりませんでした。

Q. 補助が16万円なら、あまり意味がないのでは?

補助の額と損得は別の話です。太陽光の設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。買わずに済む電気は1kWhあたり27.45円の価値があるので、補助がなくても自家消費で回収する設計は成り立ちます。そのうえで補助が16万円出るなら、京都は恵まれているほうです。

まとめ

  • 京都府の補助金は府と市町村がセット。申請先は府ではなく市町村
  • 国の買取制度を使うかどうかで補助が4倍変わる。府の分だけで31万円の差
  • 最大は京丹後市の70万円(太陽光7万円/kW)。京都市・向日市は7万円/kWで上限なし
  • 蓄電池まで含めると久御山町が62.4万円で手厚い
  • 4万円/kWが基準線。上乗せのない市町村はこの額
  • 買取制度を使う枠は5市町で終了・抽選。使わない枠は受付中
  • 制度がないのは笠置町・和束町・南山城村の3町村だけ
  • 締切は12月から2月に集中。最も早いのは12月25日
  • それでも買値の差16.5万円は、多くの市町村の補助額に匹敵する

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。京都府と府内26市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況・締切は各自治体の公式ページ、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。