富山県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大35万円・9市町村が受付中【2026年度】

富山県の太陽光・蓄電池の補助金

本記事にはPRが含まれる場合があります

富山県の太陽光の補助金は、県と市町村の両方から出ます。県が5万円分、市町村は1kWあたり7万円が主流で、5kWなら35万円です。

ただし15市町村のうち4つに制度がなく、2つはすでに終わっています。お住まいの市町村しだいで、受け取れる額が変わります。

 

この記事では、2026年度の富山県と15市町村すべての情報を記載します。金額・締切・条件まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

富山県の支援はポイントで5万円分

県が実施しているのは「とやま省エネ家電購入応援キャンペーン」です。省エネ家電と一緒に、太陽光発電設備も対象になっています。

項目内容
太陽光(2kW以上)5万円分
県内に本社がある店で買った場合2倍の10万円分
蓄電池対象外
受け取り方PayPay・Ponta・WAON・楽天Edy・QUOカードPayなど、または商品券
期間12月25日まで(9月7日時点の残り77%)

※富山県の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

受け取り方はキャッシュレスポイントか商品券から選びます。申請は設置後で、キャンペーンの二次元バーコードから手続きします。

そして蓄電池は対象に入っていません。県の支援を受けられるのは太陽光だけです。

 

なお国の補助金について補足すると、国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。頼れるのは県と市町村の分だけです。

市町村は1kWあたり7万円が主流

市町村の補助は主流が1kWあたり7万円で、5kWなら35万円です。県の5万円分と合わせれば40万円になります。

市町村太陽光蓄電池
小矢部市7万円/kW(上限なし)費用の1/3(上限なし)
魚津市7万円/kW(上限の記載なし)費用の1/3(上限40万円)
富山市7万円/kW(上限35万円)費用の1/3(上限40万円)
氷見市7万円/kW(上限35万円)費用の1/3(上限40万円)
砺波市7万円/kW(上限35万円)対象外
南砺市1件5万円(定額)—
上市町費用の1/10(上限10万円)上限20万円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

小矢部市だけ上限がありません。7万円/kWがそのまま効くので、10kW載せれば70万円です。蓄電池も上限なしなので、容量を積めるほど有利になります。

一方で砺波市は太陽光だけが対象で、蓄電池には出ません。

富山で勘違いしやすい3点

15市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 高岡市と立山町では、住民が直接受け取れません。高岡市が市全域で出しているのはPPA設置への1万円だけで、自分で買って設置する場合は脱炭素先行地域のエリア内に限られます。立山町は補助金がPPA事業者に交付される仕組みで、住民への現金給付ではありません
  2. 富山市は市外の業者に頼むと減額されます。市内事業者なら7万円/kWですが、市外事業者だと5万円/kWになります。5kWで10万円の差です。さらに子育て世帯と若年夫婦世帯には最大8万円の上乗せがありますが、こちらも市内事業者に限られます
  3. 射水市と朝日町は終わっています。射水市は令和7年度末で終了しました。ただし令和8年3月31日までに系統連系の契約をしていれば、令和9年3月31日まで申請できます。朝日町は8月1日に事業終了が告知されました

つまり富山では、お住まいの市町村と、頼む業者で受け取れる額が変わるということです。だからこそ、補助金とは別に「設置費用そのもの」を下げておくことが、投資回収のために重要になります。

 

そして、太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

個人でやるのは大変な「相見積もり」を楽にできるので、価格面で損をするリスクを限りなく減らせます。見積もりも相談も完全無料で、費用は一切かかりません。

富山県15市町村の補助と受付状況

市町村の制度の一覧です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町村太陽光蓄電池状況
小矢部市7万円/kW(上限なし)費用の1/3(上限なし)受付中(12月28日まで)
魚津市7万円/kW費用の1/3(上限40万円)受付中
富山市7万円/kW(上限35万円)
市外業者は5万円/kW
費用の1/3(上限40万円)受付中(11月27日まで)
氷見市7万円/kW(上限35万円)費用の1/3(上限40万円)受付中
砺波市7万円/kW(上限35万円)—受付中(1月30日まで)
立山町7万円/kW(上限35万円)
PPA事業者へ交付
—受付中(1月29日まで)
南砺市1件5万円—受付中
上市町費用の1/10(上限10万円)上限20万円受付中
高岡市PPAに1万円のみ
自己所有は脱炭素先行地域内だけ
脱炭素先行地域内だけ受付中(2月26日まで)
射水市2万円/kW(上限5万円)2万円/kW(上限10万円)令和7年度末で終了
朝日町リフォーム補助の一項目(補助率20%)8月1日に終了
滑川市・黒部市・入善町・舟橋村——0円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。予算に達した時点で終わる制度が多く、月単位で状況が変わります。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 7万円/kWは県内の相場です。富山市・魚津市・氷見市・砺波市・立山町・小矢部市が同じ単価を採用しています。差がつくのは上限額と、蓄電池が対象かどうかです
  2. 蓄電池に出るのは5市町だけです。富山市・魚津市・氷見市・小矢部市・上市町。砺波市と立山町と南砺市は太陽光のみです
  3. 射水市には経過措置があります。令和8年3月31日までに系統連系の契約をしていれば、制度が終わったあとでも令和9年3月31日まで申請できます

富山で太陽光は元が取れるのか

雪国だから発電しないのでは、と思われがちです。ところが富山県自身が「年間発電量は東京とほぼ同じ」と公表しています。

国の実証事業の調査によると、太陽光パネル1kWあたりの年間発電量は富山が1,171kWh、東京が1,226kWhでした。冬は積雪で減りますが、4月から9月は東京より多く発電するためです。

 

そのうえで、発電した電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

 

小矢部市や砺波市が自家消費30%以上を条件にしているのも、この考え方に沿った設計です。冬に発電が落ちる富山では、蓄電池で夜に持ち越せるかどうかが効いてきます。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

富山県で補助金に頼らず費用をおさえるには

富山は県から現金が出ず、市町村も15のうち4つに制度がありません。さらに2つは終わっています。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これは県の5万円分を大きく上回る金額です。市町村の補助が出ない地域でも、業者選びで取り返せるというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。富山市のように市内事業者が条件になっている場合もあるので、補助金を使うなら対象になるか確認してください。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

富山県の補助金のよくある質問

Q. 富山県からはいくらもらえますか?

太陽光に5万円分です。県内に本社がある店で買えば2倍の10万円分になります。受け取り方はキャッシュレスポイントか商品券です。市町村の補助とは別なので、両方受け取れます。

Q. 蓄電池に県の支援はありますか?

ありません。県のキャンペーンの対象製品に蓄電池は含まれていません。蓄電池に補助が出るのは富山市・魚津市・氷見市・小矢部市・上市町の5市町です。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

小矢部市です。太陽光7万円/kW・蓄電池は費用の1/3で、どちらも上限がありません。10kWなら太陽光だけで70万円になります。

Q. 富山市で市外の業者に頼むとどうなりますか?

補助額が下がります。市内事業者なら7万円/kWですが、市外事業者だと5万円/kWです。子育て世帯・若年夫婦世帯への最大8万円の上乗せも、市内事業者に限られます。

Q. 射水市はもう申請できませんか?

経過措置があります。令和8年3月31日までに系統連系の契約をしていれば、令和9年3月31日まで申請できます。それ以降の契約は対象外です。

Q. 自分の市町村に制度がありませんでした。損ですか?

損ではありません。太陽光の設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。買わずに済む電気は1kWhあたり27.45円の価値があるので、補助がなくても自家消費で回収する設計は成り立ちます。むしろ平均28.9万円/kWと上位30%の25.6万円/kWの差は5kWで16.5万円で、県のポイントを上回ります。

まとめ

  • 県から太陽光に5万円分。県内に本社がある店で買えば2倍の10万円分
  • 県の支援に蓄電池は含まれない
  • 市町村は7万円/kWが相場。5kWで35万円
  • 小矢部市だけ上限なし。10kWなら太陽光だけで70万円
  • 高岡市と立山町は住民が直接受け取れない。PPAが前提の設計
  • 富山市は市外業者だと5万円/kWに下がる。子育て世帯への上乗せも市内事業者限定
  • 射水市と朝日町は終了。射水市には経過措置あり
  • 県の5万円分より、買値の差16.5万円のほうが大きい

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。富山県と県内15市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況は富山県および各市町村の公式ページ、年間発電量は富山県が公表する国の実証事業調査、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。