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大分県の太陽光・蓄電池の補助金は県から直接もらえます。太陽光なら1kWあたり3万5千円です。
ただ、急いでください。9月1日の時点で、予算の残りは4.4%しかありません。締切は11月30日と案内されていますが、その前に終わります。
この記事では、2026年度の大分県と18市町村すべての情報を記載します。予算の残りと、知らないと補助が消える条件まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。
大分県の補助金は県から直接もらえる
一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。大分県はこのうち県の階が主役です。市町村に独自の制度があるのは、18のうち2つだけになります。
県の補助額は次のとおりです。
| 設備 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光 | 1kWあたり3万5千円(定額) |
| 蓄電池 | 価格の3分の1 |
| 上限 | 太陽光と蓄電池を合わせて200万円 |
※大分県の公式ページを執筆時点で確認しました。
5kWの太陽光なら17万5千円です。上限の200万円は太陽光と蓄電池を合わせた額なので、住宅で届くことはまずありません。
条件は次の5つです。
- 太陽光と蓄電池の同時設置。太陽光だけでは出ません
- 国が価格を決めて買い取る制度(FIT・FIP)の認定を受けないこと。売電を前提にした設計は対象外です
- 発電した電気の30%以上を自分の家で使うこと
- PPA・リースは対象外。初期費用0円のプランでは受け取れません
- 新築は対象外。既存の住宅に後から設置する場合が対象です
なお国の補助金について補足すると、国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。頼れるのは県と市町村の分だけです。
予算の残りは4.4%しかない
大分県はこの補助金の予算残額を公表しています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 個人向けの当初予算 | 1億7,810万円 |
| 9月1日時点の残額 | 788万円(残り4.4%) |
※大分県の公式ページ(9月3日更新)に掲載された数値です。
5kWの太陽光なら1件あたり17万5千円なので、残りは45件前後です。ここに蓄電池の分も加わるので、実際にはもっと少なくなります。
しかも予算額に達した日の申請は抽選になります。県は抽選の対象を申請方法ごとに決めています。
- 窓口に持参した場合は、その日の受付時間内に提出したもの
- 郵送の場合は、その日の17時までに到着したもの
- メールの場合は、その日の23時59分までに受信したもの
ここまで細かく決めているということは、県自身が「予算はいずれ尽きる」前提で設計しているということです。締切の11月30日は、あくまで最長の期限になります。
交付決定の前に契約すると補助が消える
今年度から変わった点があります。交付決定を受ける前に契約・発注・工事着工をすると、補助金は受けられません。
注意が必要なのは、申請した時点ではなく県から交付決定通知が届いた時点が基準になることです。そして交付決定までは、申請から概ね5週間かかります。
つまり今日申請しても、着工できるのは10月中旬です。実績報告の期限が令和9年2月1日なので、工事の日程はそこから逆算することになります。
去年までの情報を見て「先に契約してから申請すればいい」と思っていると、補助金が丸ごと消えます。契約書にサインする前に、交付決定通知が手元にあるか確認してください。
大分で勘違いしやすい3点
18市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。
- 中津市の7万円/kWは、県の補助と併用できません。中津市は太陽光1kWあたり7万円(最大35万円)と県の倍の額を出しています。ただし国や県から補助金を受けていないことが条件なので、県との二者択一になります。5kWなら市が35万円、県が17万5千円。中津市にお住まいなら市を選ぶほうが得です
- 大分市の太陽光補助は、平成30年度で終わっています。県庁所在地ですが、いま出るのは蓄電池とV2Hへの一律5万円だけです。こちらは県の補助と別枠なので、県と市の両方を受けられます
- 宇佐市は制度そのものを廃止しました。今年度の受付終了ではありません。市は「国・県等の支援制度の充実」を理由に挙げています。廃止のお知らせページはすでに削除されているので、古い情報が残っているサイトもあります
つまり大分では、補助金をあてにした資金計画が崩れやすいということです。予算は4.4%しか残っておらず、間に合っても交付決定まで5週間かかります。だからこそ、補助金とは別に「設置費用そのもの」を下げておくことが、投資回収のために重要になります。
そして、太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。
ですので、必ず相見積もりを取りましょう。
当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。
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大分県18市町村の補助と受付状況
市町村の独自制度がある2市の一覧です。金額は公式ページの表記に合わせています。
| 市町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 中津市 | 7万円/kW(最大35万円) | 価格の1/3 | 受付中(残3,292万円)※県と併用不可 |
| 大分市 | 平成30年度で終了 | 一律5万円(V2Hも同額) | 受付中(残395万円・3月31日まで) |
| 制度を廃止 | |||
| 上記以外の15市町村 | — | — | 0円(県の補助のみ) |
※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。制度がないのは別府市・日田市・佐伯市・臼杵市・津久見市・竹田市・豊後高田市・杵築市・豊後大野市・由布市・国東市・姫島村・日出町・九重町・玖珠町です。
表から読み取れることが3つあります。
- 15市町村では、県の補助だけが頼りです。大分の読者の大半は、県の予算残4.4%を追いかけることになります
- 中津市は市を選ぶほうが得です。単価が県の倍だからです。ただし併用できないので、申請前にどちらを使うか決めてください
- 大分市は県と市の両方を受けられます。市の5万円は蓄電池とV2Hが対象で、県の補助とは別枠です。太陽光の分は県から受け取ります
大分で太陽光は元が取れるのか
大分は日照条件がよく、太陽光に向いた土地です。5kWの太陽光なら年間およそ6,000kWhを発電します。この電気の使い道で価値が変わります。
| 電気の行き先 | 1kWhあたりの価値 |
|---|---|
| 自分の家で使う | 27.45円(買わずに済んだ電気代) |
| 電力会社に売る(1〜4年目) | 24円 |
| 電力会社に売る(5年目以降) | 8.3円 |
売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。
大分県が国の買取制度を使わないことを条件にしているのも、自家消費30%以上を求めているのも、この考え方に沿った設計です。蓄電池との同時設置を必須にしているのも同じ理由になります。
なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。
大分県で補助金に頼らず費用をおさえるには
大分の補助金は手厚いほうです。ただ、間に合わない可能性があります。予算は4.4%しか残っておらず、市町村の独自制度は18のうち2つだけだからです。
一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。
これは県の補助17万5千円とほぼ同じ金額です。補助に間に合わなくても、買値を下げれば取り返せるというわけですね。
また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。
同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。
太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。
なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。
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大分県の補助金のよくある質問
Q. 大分県に申請すればもらえますか?
もらえます。大分県は個人向けに直接補助を出しています。太陽光は1kWあたり3万5千円、蓄電池は価格の3分の1です。申請先は県の環境政策課になります。
Q. まだ間に合いますか?
厳しい状況です。9月1日時点で予算の残りは788万円、当初予算の4.4%です。5kWの太陽光なら1件17万5千円なので、残りは45件前後になります。締切の11月30日より前に終わる可能性が高いです。
Q. 先に契約してから申請してもいいですか?
できません。交付決定を受ける前に契約・発注・着工したものは対象外です。今年度から変わった点なので注意してください。交付決定までは申請から概ね5週間かかります。
Q. 太陽光だけを設置したいのですが、補助は出ますか?
個人の場合は出ません。県の制度は太陽光と蓄電池の同時設置が条件です。太陽光だけで申請できるのは事業者に限られます。
Q. 中津市に住んでいます。市と県の両方をもらえますか?
もらえません。中津市の補助は、国や県から補助金を受けていないことが条件です。市の単価は県の倍なので、5kWなら市を選ぶほうが得です。
Q. 初期費用0円のプランでも補助は出ますか?
出ません。県の制度はPPA・リース契約による導入を対象外にしています。自分で購入して設置する場合が対象です。新築も対象外なので、既存の住宅に後から設置することになります。
Q. 補助に間に合わなかったら損ですか?
損ではありません。太陽光の設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。買わずに済む電気は1kWhあたり27.45円の価値があるので、補助がなくても自家消費で回収する設計は成り立ちます。むしろ平均28.9万円/kWと上位30%の25.6万円/kWの差は、県の補助とほぼ同じ額です。
まとめ
- 大分県は県から直接もらえる。太陽光1kWあたり3万5千円、蓄電池は価格の1/3
- 9月1日時点で予算の残りは4.4%(788万円)。5kWなら残り45件前後
- 締切は11月30日だが、予算に達した日で終了し、その日の申請は抽選
- 交付決定の前に契約すると補助が消える。決定までは申請から約5週間
- 条件は蓄電池との同時設置・自家消費30%以上・PPAとリースは対象外・新築も対象外
- 市町村の独自制度は18のうち2つだけ。中津市と大分市
- 中津市は7万円/kWだが県と併用できない。5kWなら市を選ぶほうが得
- 大分市の太陽光補助は平成30年度で終了。宇佐市は制度を廃止
- 間に合わなくても、買値の差16.5万円は県の補助とほぼ同じ
出典
- 大分県「個人向け及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金について」
- 経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」
調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。大分県と県内18市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況・予算残額は大分県および各市町村の公式ページ、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。予算残は随時更新されるため、申請前に最新の情報を確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。

