鹿児島県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大69万円・5市町が受付中【2026年度】

鹿児島県の太陽光・蓄電池の補助金

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鹿児島県の太陽光の補助金は、市町村から出ます。最も手厚いのは鹿屋市の1kWあたり7万円で、金額の上限がないので9.9kW載せれば69万円になります。

ただし43市町村のうち36に制度がありません。県からも個人には出ないので、いま申請できるのは5市町だけです。

 

この記事では、2026年度の鹿児島県と43市町村すべての情報を記載します。金額・締切・残り件数まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

鹿児島県の補助金は市町村しだい

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。ただ鹿児島県の場合、国からも県からも出ません。

国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。鹿児島県が実施している2つの再エネ事業は、どちらも県内の中小事業者向けで、個人の住宅は対象外です。

 

ですので鹿児島県では、お住まいの市町村に制度があるかどうかがすべてです。そして、その市町村の大半に制度がありません。

43市町村のうち36に制度がない

2026年度に住宅用の太陽光または蓄電池の補助を実施しているのは、43市町村のうち7です。うち2つはすでに受付を終えているので、いま申請できるのは5市町になります。

状況市町村数
受付中5
受付終了2
制度なし36

※2026年9月に各市町村の公式ページで確認した実数です。

 

制度がない36市町村には、霧島市・薩摩半島の主要市・離島のほぼ全域が含まれます。

枕崎市・阿久根市・出水市・指宿市・西之表市・日置市・曽於市・霧島市・いちき串木野市・南さつま市・志布志市・南九州市・伊佐市・姶良市・三島村・十島村・長島町・湧水町・大崎町・東串良町・錦江町・南大隅町・中種子町・南種子町・屋久島町・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町・喜界町・徳之島町・天城町・伊仙町・和泊町・知名町・与論町

 

でも安心してください。補助金が出なくても損をしない方法はあります。この記事の後半で解説します。

鹿児島市はトラック用しか残っていない

県庁所在地の鹿児島市には制度がありました。個人住宅の太陽光に1kWあたり1万5千円(上限15万円)、蓄電池に5万円です。

ただし令和8年8月25日に予算額へ達して、受付を終了しました。

 

市の公式ページはいま「トラックへの太陽光発電システム設置に係る補助のみ受付中」と案内しています。住宅に載せる場合、鹿児島市から受け取れる額はゼロです。

県からも出ないので、鹿児島市にお住まいなら補助金は使えません。次年度の募集を待つことになります。

いま申請できるのは5市町だけ

受付中の5市町です。額に大きな差があります。

市町太陽光蓄電池残り
鹿屋市7万円/kW価格の1/3(10kWhまで)47件(9月2日時点)
さつま町1.5万円/kW(上限10万円)15万円予算残774万円
肝付町1.5万円/kW(上限7万円)8万円太陽光3件・蓄電池4件
薩摩川内市—2万円/kWh(上限10万円)
太陽光と同時なら3万円/kWh(上限20万円)
3月まで
垂水市—2万円/kWh(上限10万円)12月28日まで

※各市町の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

鹿屋市だけが突出しています。1kWあたり7万円で、さつま町や肝付町の1万5千円と比べると4.7倍です。

金額の上限はなく、条件は10kW未満であることだけ。上限いっぱいの9.9kWなら69万円です。一般的な5kWでも35万円になります。屋根が広いほど有利です。

 

ただし9月2日の時点で残りは47件、全体の59%です。申請期限は11月16日ですが、その前に埋まる可能性があります。肝付町はさらに厳しく、残りが太陽光3件・蓄電池4件です。

鹿児島で勘違いしやすい3点

43市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 薩摩川内市は太陽光を同時に設置すると蓄電池の補助が倍になります。蓄電池だけなら1kWhあたり2万円・上限10万円ですが、太陽光と同時なら3万円・上限20万円です。県内でこの設計を持つのは薩摩川内市だけです
  2. 離島はEV補助が中心で、太陽光は対象外です。西之表市と屋久島町には電気自動車への補助がありますが、太陽光・蓄電池は含まれません。宇検村・知名町・喜界町は公共施設向けの事業だけで、住宅用はありません
  3. 鹿屋市は売電を前提にすると対象外になります。国が価格を決めて買い取る制度の認定を受けないことと、発電した電気の30%以上を自分の家で使うことが条件です。蓄電池だけの導入も対象外になります

つまり鹿児島では、ほとんどの読者が補助金を受け取れないということです。つまり私たち消費者ができることは「設置費用そのもの」を下げること。これが投資回収のために重要になります。

 

そして、太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

個人でやるのは大変な「相見積もり」を楽にできるので、価格面で損をするリスクを限りなく減らせます。見積もりも相談も完全無料で、費用は一切かかりません。

鹿児島県43市町村の補助と受付状況

制度がある7市町村の一覧です。金額は公式ページの表記に合わせています。

市町村太陽光蓄電池状況
鹿屋市7万円/kW価格の1/3(10kWhまで)受付中(残47件・11月16日まで)
さつま町1.5万円/kW(上限10万円)15万円受付中(残774万円・3月15日まで)
肝付町1.5万円/kW(上限7万円)8万円残り太陽光3件
薩摩川内市—2万円/kWh(同時設置なら3万円)受付中(3月まで)
垂水市—2万円/kWh(上限10万円)受付中(12月28日まで)
鹿児島市1.5万円/kW(上限15万円)5万円8月25日に終了
奄美市工事費の20%—受付終了
上記以外の36市町村——0円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。予算に達した時点で終わる制度が多く、月単位で状況が変わります。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 単価は4.7倍の開きがあります。鹿屋市の7万円/kWと、さつま町・肝付町の1万5千円/kW。県が単価を決めていないためです
  2. 蓄電池だけの補助が2市あります。薩摩川内市と垂水市は太陽光への補助がなく、蓄電池だけを対象にしています
  3. さつま町と鹿屋市は蓄電池との同時設置が条件です。さつま町は太陽光だけの設置を対象外にしており、鹿屋市も蓄電池のみの導入は認めていません

鹿児島で太陽光は元が取れるのか

鹿児島は日照条件がよく、太陽光に向いた土地です。5kWの太陽光なら年間およそ6,000kWhを発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。

 

鹿屋市が自家消費30%以上を条件にしているのも、薩摩川内市が同時設置で蓄電池を増額しているのも、この考え方に沿った設計です。昼につくった電気を夜まで持ち越せるので、買わずに済む電気が増えます。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

鹿児島県で補助金に頼らず費用をおさえるには

鹿児島は国からも県からも出ず、43市町村のうち36に制度がありません。県庁所在地の鹿児島市も、8月25日に終わっています。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これはさつま町の上限10万円や肝付町の上限7万円を上回る金額です。補助が出る市町でも、業者選びのほうが大きく効くというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

鹿児島県の補助金のよくある質問

Q. 鹿児島県から補助金はもらえますか?

もらえません。県が実施している再エネの補助事業は、どちらも県内の中小事業者向けです。個人の住宅は対象外なので、申請先は市町村になります。

Q. 鹿児島市で今から申請できますか?

できません。令和8年8月25日に予算額へ達して受付を終了しました。市の公式ページは現在、トラックへの太陽光設置の補助のみ受付中と案内しています。住宅への設置には使えません。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

鹿屋市です。1kWあたり7万円で金額の上限がなく、10kW未満まで対象になります。9.9kWなら69万円、5kWなら35万円です。ほかの市町の1万5千円/kWと比べると4.7倍。ただし9月2日時点で残り47件なので、早めに動いてください。

Q. 太陽光だけを設置したいのですが、補助は出ますか?

出にくいです。さつま町は蓄電池との同時設置が条件で、鹿屋市も蓄電池のみの導入を対象外にしています。薩摩川内市と垂水市は太陽光への補助自体がありません。

Q. 離島に住んでいます。補助はありますか?

太陽光・蓄電池についてはありません。西之表市と屋久島町には電気自動車への補助がありますが、太陽光は対象外です。宇検村・知名町・喜界町は公共施設向けの事業だけです。

Q. 鹿屋市で売電するつもりですが、補助は使えますか?

使えません。鹿屋市は国が価格を決めて買い取る制度の認定を受けないことを条件にしています。さらに発電した電気の30%以上を自分の家で使う必要があります。

Q. 自分の市町村に制度がありませんでした。損ですか?

損ではありません。鹿児島では43市町村のうち36に制度がないので、こちらのほうが多数派です。そして補助金の額より、設置費用の差のほうが大きくなります。平均28.9万円/kWと上位30%の25.6万円/kWの差は5kWで16.5万円です。

まとめ

  • 鹿児島県に個人向けの補助金はない。県の再エネ事業は事業者向け
  • 市町村は43のうち36に制度なし。申請できるのは5市町だけ
  • 鹿児島市は8月25日に終了。今はトラック用の補助しか残っていない
  • 最大は鹿屋市の7万円/kW。9.9kWなら69万円だが残り47件
  • 肝付町は残り太陽光3件。さつま町は予算残774万円
  • 薩摩川内市は太陽光と同時設置で蓄電池の補助が倍になる
  • 離島はEV補助が中心で、太陽光・蓄電池は対象外
  • 鹿屋市は売電を前提にすると対象外。自家消費30%以上が条件
  • 補助が出ても、買値の差16.5万円のほうが大きい市町がある

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。鹿児島県と県内43市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況・残り件数は鹿児島県および各市町村の公式ページ、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。