徳島県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大60.8万円・8市町が受付中【2026年度】

徳島県の太陽光・蓄電池の補助金

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徳島県の太陽光・蓄電池の補助金は県から直接もらえます。太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が価格の3分の1で、合わせて最大60.8万円です。ただし9月1日時点で蓄電池の枠は残りわずかで、太陽光の枠には余裕があります。24市町村のうち15に上乗せの制度がなく、徳島市は今年度の受付を終えています。

この記事では、2026年度の徳島県と24市町村すべての情報を記載します。県の残り、新築が対象外になる理由、県と併用できない市まで整理しているので、ぜひ参考にしてください。

徳島県の補助金は県から直接もらえる

一般的に、補助金は国・県・市町村の3階建てになっています。徳島県は県が主役で、市町村の制度は9つです。

県の補助額は次のとおりです。

設備補助額上限
太陽光1kWあたり7万円35万円(5kW分)
蓄電池価格の3分の125.8万円

※徳島県の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

5kWの太陽光と蓄電池を入れれば、60.8万円を受け取れます。太陽光だけなら35万円です。

条件は次の5つです。

  1. すでに建っている家に設置すること。新築は対象外です
  2. 蓄電池は太陽光と一緒に入れる場合だけ。すでに太陽光がある家に蓄電池を足す場合は、県の補助が出ません
  3. 国が価格を決めて電気を買い取る制度(FIT・FIP)の認定を受けないこと。売るなら余った分だけを電力会社と個別に契約して売ります
  4. 発電した電気の30%以上を自分の家で使うこと。設置後に県が発電量と使用量を調べ、30%を下回ると補助金の返還を求められることがあります。太陽光は17年、蓄電池は6年のあいだ、発電量と自家消費量の記録を残しておきます
  5. 県の交付決定が出てから工事を始めること。申請から交付決定までは通常2週間です

なお国は住宅用の太陽光そのものに補助を出しておらず、蓄電池への補助も2026年5月に終わり現在はやっていません。

蓄電池の枠は残りわずか、太陽光は余裕がある

県は予算の残りを設備ごとに公表しています。

枠9月1日時点
太陽光余裕あり
蓄電池残りわずか
新築向けのZEH+45%を消化

※徳島県の公式ページを執筆時点で確認しました。

 

蓄電池を申請するなら、県に事前に相談してから動いてください。県のページに「申請を希望される際は事前にご相談ください」と書かれています。予算に達した時点で、予告なく受付が終わります。

太陽光だけの枠は余裕があるので、蓄電池の枠が埋まったあとも、太陽光の35万円は受け取れます。

 

受付は12月15日までで、実績報告の期限は2027年1月31日です。交付決定に2週間、そのあと工事と報告なので、12月に申請すると年内の工事が詰まります。

新築は県の太陽光補助が使えない

県の太陽光・蓄電池の補助は、すでに建っている家だけが対象です。これから建てる家や、建てたばかりの家は申請できません。

新築で使えるのは、次の2つです。

  1. 県のZEH+の補助=1戸あたり100万円以内。ZEH+という省エネ基準を満たす家を建てる場合が対象で、太陽光の費用も含めて補助されます。9月1日時点で予算の45%を消化しています
  2. 北島町の補助=新築に限り太陽光が1kWあたり7万円で上限がなく、町の登録事業者が施工すると10万円が加わります。蓄電池は価格の3分の1で上限32.9万円です。5kWなら太陽光の35万円と登録事業者の10万円に蓄電池の32.9万円が乗って、77.9万円になります。県のZEH+と重ねて受け取れます

北島町の枠は9月時点で66%を消化しています。町は「建てて1年未満の建売住宅」も新築として扱うので、建売を買った人も対象です。

市町村の上乗せは、県と併用できる町とできない市がある

市町村の制度は9つあり、県が併用の可否を一覧にしています。

県と併用市町村上乗せの額
できる上勝町太陽光5万円/kW(上限20万円)
できる海陽町太陽光4万円/kW(上限16万円)
できる松茂町太陽光2.5万円/kW(上限10万円)
できる阿波市太陽光5万円
できる徳島市終了
できない鳴門市太陽光5万円+蓄電池10万円+同時設置5万円
できない阿南市太陽光7万円+蓄電池10万円
できない美波町太陽光7万円/kW(上限30万円)

※徳島県の市町村一覧を執筆時点で確認しました。北島町は新築向けなので表から外しています。

 

併用できる町なら、県の60.8万円に町の分が乗ります。上勝町なら最大80.8万円、海陽町なら76.8万円です。町の受付は12月下旬まで続きますが、県の受付は12月15日で終わるので、両方を受け取るなら県の締切に合わせて動いてください。

反対に、鳴門市・阿南市・美波町は、県か市町かどちらか一方にしか申請できません。鳴門市は太陽光と蓄電池を合わせて20万円、阿南市は17万円で、県の60.8万円のほうが大きいので、この3市町では県に申請するのが正解です。美波町の太陽光30万円も、県の35万円に届きません。

徳島で勘違いしやすい3点

24市町村を確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 徳島市は今年度の受付を終えています。太陽光5万円と蓄電池5万円の制度は、予算に達して受付終了になりました。徳島市にお住まいなら、今年度は県の補助だけになります
  2. すでに太陽光がある家は、県からは蓄電池の補助が出ません。県は太陽光と一緒に入れる場合だけを対象にしています。既設の家に蓄電池を足して補助が出るのは、鳴門市と阿南市の10万円だけです
  3. 鳴門市と阿南市は、市のJ-クレジット制度への協力が条件です。発電で減らしたCO2の分を市がまとめて売る仕組みで、協力しないと補助が出ません。家計から何かを払うわけではありません

 

徳島では、蓄電池の枠が先に埋まり、市町村の上乗せがない地域が大半です。そこで重要なのが「設置費用そのもの」です。ここが投資回収の分かれ目になります。

太陽光・蓄電池は同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。これは全部工事費による差です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

当サイトでは太陽光の相見積もりに「ソーラーパートナーズ」、蓄電池の相見積もりに「エコ×エネの相談窓口」を推奨しています。おすすめする理由は導線が圧倒的にわかりやすいので迷わないですし、規模も大きいので安心だからです。

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徳島県24市町村の補助と受付状況

市町村の制度の一覧です。金額は公式ページの表記に合わせ、県の分は含んでいません。

市町村太陽光蓄電池状況
鳴門市5万円10万円(同時設置は+5万円)受付中(残1,195万円・県と併用不可)
阿南市7万円10万円受付中(残595万円・県と併用不可)
美波町7万円/kW(上限30万円)—受付中(年度の表記なし・県と併用不可)
上勝町5万円/kW(上限20万円)—受付中(12月24日まで・県の一覧に掲載)
海陽町4万円/kW(上限16万円)—受付中(12月25日まで・約6件)
松茂町2.5万円/kW(上限10万円)—受付中(予算100万円)
阿波市5万円—受付中
北島町7万円/kW(新築のみ・登録事業者で+10万円)3分の1(上限32.9万円・新築のセットのみ)受付中(残245万円・2027年1月15日まで)
徳島市5万円5万円終了
上記以外の15市町村——0円

※各市町村の公式ページを執筆時点で確認した内容です。上勝町は町の公式ページに記載がなく、県の一覧に載っている内容です。申請の前に必ず公式ページを見てください。

 

表から読み取れることが3つあります。

  1. 蓄電池の上乗せがあるのは鳴門市・阿南市・北島町だけです。ほかの町は太陽光だけで、蓄電池は県の分に頼ることになります
  2. 制度がないのは15市町村です。小松島市・吉野川市・美馬市・三好市の4市と、勝浦町・石井町・藍住町・板野町など11町村には上乗せがなく、県の60.8万円だけになります
  3. 9つの制度はすべて工事の前に申請します。県も交付決定の後に着工が条件なので、徳島では契約してすぐ工事に入る段取りは組めません

徳島で太陽光は元が取れるのか

徳島は日照時間が長い土地です。年間の日照時間は2,107時間で、東京の1,927時間より180時間長くなります。晴れの日が多く、太陽光に向いた条件です。

 

発電した電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は高いです。

県の補助を受ける家は、上の表の24円で売る道を使いません。その代わりに30%以上を自分で使うのが条件なので、補助の条件をそのまま満たせば、自家消費で回収する設計になります。蓄電池を一緒に入れれば、昼の電気を夜に回して自家消費の割合を上げられます。

なお太陽光の回収年数の計算は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

徳島県で補助金に頼らず費用をおさえるには

県の蓄電池の枠は残りわずかで、24市町村のうち15に上乗せがありません。徳島市も終わっています。

 

一方で、太陽光の設置費用は1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差になります。

これは県の太陽光分35万円の半分近くにあたる金額です。補助が取れても、業者選びで同じくらいの額が動くというわけですね。

 

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。県の蓄電池補助は上限25.8万円なので、この差を埋められません。

同じ設備なら、設備費には差が出ません。差は工事費など、業者に依存するものです。そのためには相見積もりをとって、工事費の安いところに頼むのが必須です。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお設置費用の内訳は太陽光発電の設置費用に、デメリットまで含めた判断材料は太陽光発電のメリットデメリットにまとめています。

徳島県の補助金のよくある質問

Q. 徳島県の補助金は今から間に合いますか?

太陽光は間に合います。9月1日時点で太陽光の枠は余裕があり、受付は12月15日までです。蓄電池の枠は残りわずかなので、申請の前に県へ相談してください。

Q. 新築でも県の補助は出ますか?

太陽光・蓄電池の補助は出ません。県の対象はすでに建っている家だけです。新築はZEH+の補助で1戸あたり100万円以内、北島町なら町の補助が使えます。

Q. すでに太陽光がある家に蓄電池だけ入れたいのですが?

県の補助は使えません。太陽光と一緒に入れる場合だけが対象です。市町村では鳴門市と阿南市が蓄電池だけでも10万円を出しています。

Q. 徳島市に住んでいます。市の補助はもらえますか?

もらえません。徳島市の制度は予算に達して今年度の受付を終えました。県の補助は市の制度と関係なく申請できます。

Q. 鳴門市や阿南市は県と両方もらえますか?

もらえません。県の一覧が併用不可と明記しています。県の60.8万円のほうが大きいので、県に申請してください。

Q. 交付決定の前に工事を始めるとどうなりますか?

補助の対象外になります。申請から交付決定までは通常2週間なので、契約の段階で工事日を2週間以上あとに置いてください。

Q. 国の補助金と重ねられますか?

同じ設備に国のお金が入る補助とは重ねられません。県の補助そのものが国の交付金でできているためです。市町村の補助は、市町村が自分のお金で出しているものなら重ねられます。

Q. 補助金がもらえなかったら損ですか?

補助と損得は別です。太陽光の相場と狙うべき買値の差は5kWで16.5万円あり、県の太陽光分35万円の半分近くにあたります。買値を下げれば、補助が取れなくても同じくらいの額を取り返せます。

まとめ

  • 県から直接もらえる。太陽光7万円/kWと蓄電池の3分の1で、最大60.8万円
  • 蓄電池の枠は残りわずか、太陽光は余裕あり。蓄電池は県に事前相談
  • 条件はすでに建っている家のみ・蓄電池は太陽光とセット・FITを使わない・自家消費30%。30%を下回ると返還の可能性
  • 交付決定まで2週間。決定前の着工は対象外
  • 新築は県の太陽光補助が使えない。ZEH+の100万円か北島町の補助
  • 市町村は24のうち15に制度なし。徳島市は終了
  • 鳴門市・阿南市・美波町は県か市町のどちらか一方。県のほうが大きい
  • 併用できる上勝町なら最大80.8万円
  • 補助が出ても、買値の差16.5万円は県の太陽光分の半分近く

出典


調査・執筆:成田 風輝(ソーラー見積もりナビ運営者)。徳島県と県内24市町村すべての公式ページを執筆時点で確認しました(運営者情報)。補助金の額・受付状況は徳島県および各市町村の公式ページと交付要綱、日照時間は気象庁の平年値、設置費用の相場と自家消費の価値は経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」にもとづきます。年度・予算で変わるため、申請前に最新の要綱で確認してください。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。