静岡県の太陽光・蓄電池の補助金はいくら?最大20万円・23市町が受付中【2026年度】

静岡県の太陽光・蓄電池の補助金

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静岡県は、市町の補助が充実しています。35市町のうち23が受付中で、太陽光に補助が出るのも23。半分以上も該当します。

「自分の市町に制度がある」可能性が高い県です。ただし額は10万円前後が中心で、最も手厚かった富士市は6月30日にすでに終わっています。

 

ただし県からは1円も出ません。静岡県が持っているのは共同購入事業と省エネ住宅の補助で、太陽光・蓄電池は対象外です。頼りになるのは市町の制度になります。

この記事では、静岡県と35市町すべての公式ページで確認した実額と受付状況を並べます。

静岡県の補助金は市町しだい

まず全体の構造です。

誰が出すか個人がもらえるか
静岡県もらえない(太陽光・蓄電池を対象にした県の補助金はない)
市町35のうち23で受付中。9は制度なし、3は確認できず
国住宅の省エネ工事とセットなら対象になる制度が2つ

県が実施しているのは共同購入事業「みんなのおうちに太陽光」と、「令和8年度 省エネ住宅新築等補助制度」の2つです。後者は定額40万円ですが、対象は断熱材や高効率給湯器で、太陽光と蓄電池は補助の対象に入っていません。

市町の額は10万円前後が中心

自治体太陽光蓄電池状況
富士市4万円/kW(上限20万円)5万円6月30日に終了
長泉町10万円(定額)10万円(定額)受付中
富士宮市2万円/kW(上限10万円)上限10万円受付中(予算残1,439万円)
袋井市2.5万円/kW(上限10万円)10万円受付中
川根本町2万円/kW(上限10万円)費用の1/2(上限10万円)受付中(予算残96万円)
静岡市・掛川市など9市町——0円

最も手厚かった富士市は、6月30日にすでに終わっています。太陽光4万円/kW・上限20万円に子育て世帯なら加算もつく制度でしたが、3か月で予算に達しました。

 

今から狙うなら長泉町の太陽光10万円・蓄電池10万円が定額で分かりやすく、富士宮市・袋井市・川根本町も10万円水準です。

一方で県庁所在地の静岡市には制度がありません。掛川市は「令和8年度は、太陽光発電や蓄電池設置など新エネルギー機器等に関する補助金はありません」と公式に明記しています。

 

つまり静岡においては、県から補助が出ない以上、設置費用そのものを下げることが重要です。同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。業者選びによって、多くの市町の補助額を超える金額が動くというわけです。

1社だけの見積もりでは高いか安いか判断できません。ですので、相見積もりサービスを必ず使ってください。

 

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静岡でよくある3つの落とし穴

静岡の制度は数が多いぶん、条件も細かく分かれます。実際に確認して分かった、間違えやすい点を挙げます。

  1. 太陽光単独では出ない市町があります。浜松市・三島市・沼津市は蓄電池やV2Hとの同時設置が条件です。島田市・藤枝市・清水町は蓄電池だけで太陽光には出しません
  2. クラブへの入会が条件の市があります。浜松市は「はままつ太陽光発電クラブ」、磐田市は「そらいろラボ」、藤枝市は「もったいないエコファミリー宣言」への参加が原則必要です。小山町は太陽光の環境価値(J-クレジット)を町に譲ることへの同意が要ります
  3. 浜松市は先着でも抽選でもなく按分です。申請が予算を超えると、全員の交付額が削られます

もう1つ、牧之原市は市内業者を使うと上限が上がります。太陽光は4万円から5万円、蓄電池は8万円から10万円に上がります。ただし8月14日時点で執行率81%・残79万円なので、動くなら早いほうが確実です。

静岡県35市町の補助と受付状況

自治体太陽光蓄電池受付状況
静岡県——制度なし
静岡市——制度なし
浜松市2万円(蓄電池かV2Hとの同時設置が条件)8万円(定額)受付中
沼津市単独はなし(蓄電池等とセットで一律10万円)セットで一律10万円受付中
熱海市8万円(定額)8万円(定額)受付中(予算残309万円)
三島市1万円/kW(既築上限4万円・新築2万円/蓄電池等との併設が条件)既築上限5万円・新築2.5万円受付中
富士宮市2万円/kW(上限10万円・リースは5万円)上限10万円(リースは5万円)受付中(予算残1,439.2万円)
伊東市4万円(定額・2kW以上)5万円(定額)受付中
島田市—10万円(定額)受付中(予算残約600万円)
富士市4万円/kW(上限20万円)+子育て世帯は加算5万円+子育て世帯は1万円加算終了(6月30日)
磐田市2万円(定額)2万円(定額)受付中(予算残924万円)
焼津市5万円(一律)4万円(一律)受付中(予算残383万円)
掛川市——制度なし
藤枝市—2万円/kWh(上限6万円)受付中
御殿場市5万円(定額・既存住宅のみ)5万円(定額・既存住宅のみ)受付中(予算残295万円)
袋井市2.5万円/kW(上限10万円・既存のみ)10万円(既存のみ)受付中(予算残1,068万円)
下田市3万円/kW(上限12万円)—確認できず
裾野市——制度なし
湖西市1万円/kW(上限4万円・蓄電池と同時なら1.5万円/kW上限6万円)1万円/kWh(上限4万円)受付中
伊豆市——制度なし
御前崎市2万円/kW(上限8万円)2万円/kWh(上限8万円)受付中(予算残319万円)
菊川市4千円/kW(上限2万円)1.2万円/kWh(上限6万円)受付中(予算残118万円)
伊豆の国市2万円/kW(上限6万円)上限5万円受付中(予算残273.8万円)
牧之原市1万円/kW(上限4万円・市内業者なら5万円)2万円/kWh(上限8万円・市内業者なら10万円)受付中(執行率81%・残79万円)
東伊豆町——制度なし
河津町5万円/kW(上限20万円)—確認できず
南伊豆町——制度なし
松崎町5万円/kW(上限20万円)確認できず確認できず
西伊豆町——制度なし
函南町——制度なし
清水町—5万円(定額)受付中
長泉町10万円(定額)10万円(定額)受付中
小山町5万円(定額)5万円(定額)受付中
吉田町2万円(定額・3kW以上)8万円(太陽光と同時なら合計10万円)受付中
川根本町2万円/kW(上限10万円)費用の1/2(上限10万円)受付中(予算残96万円)
森町1万円/kW(上限5万円)5万円(一律・2kWh以上)受付中

※執筆時点で県と各市町の公式ページを確認した内容です。「確認できず」は、公式ページに令和8年度の記載がなく実施を確認できなかったものです。下田市・松崎町・河津町がこれに当たり、いずれもページの更新が数年前で止まっています。先着順の制度が多いので、申請の前に必ず公式ページか役場で確認してください。

表から読み取れることが3つあります。

  • 伊豆半島の町に制度が少ないです。東伊豆町・南伊豆町・西伊豆町・函南町・伊豆市は制度なし、下田市・松崎町・河津町は確認できずでした。半島部だけで8市町になります
  • 熱海市は別荘の所有者も対象です。他の市町の多くが「自ら居住する住宅」を条件にするなかで珍しい設計です
  • 予算残額を公表している市町が多いです。富士宮市が1,439万円、袋井市が1,068万円、磐田市が924万円、島田市が約600万円。逆に牧之原市79万円、川根本町96万円、菊川市118万円は残りわずかです

静岡で太陽光は元が取れるのか

静岡は日照条件がよく、太陽光に向いた土地です。5kWの太陽光なら年間6,000kWh以上を発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は大きいです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。そのために蓄電池が重要です。昼につくった電気を夜まで持ち越せるので、買わずに済む電気が増えます。

静岡の市町が太陽光と蓄電池の同時設置を条件にしているのは、この考え方に沿った設計です。回収年数の計算方法は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

静岡県で補助金に頼らず費用をおさえるには

静岡は市町の制度が多い県ですが、額は10万円前後が中心です。県からは出ません。

 

太陽光の設置費用は、資源エネルギー庁の公表値で1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差なので、多くの市町の補助額を上回る金額が業者選びだけで動きます。

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

補助10万円をもらっても、買値がやけに高ければ意味がありません。

 

そして見積もりが適正かどうかは、1社だけ見ても判断できません。同じ設備でも業者によって数十万円の開きが出るためです。

ですので、必ず相見積もりを取ってください。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお見積もりが適正かを確かめる手順は蓄電池・太陽光の見積もりに、容量別の目安は家庭用蓄電池の価格相場にまとめています。

静岡県の補助金のよくある質問

Q. 静岡県から補助金はもらえますか?

太陽光と蓄電池については、もらえません。県が実施しているのは共同購入事業と省エネ住宅新築等補助制度(定額40万円)で、後者の対象は断熱や高効率給湯器です。太陽光・蓄電池は含まれません。

Q. いちばん多くもらえるのはどこですか?

受付中のなかでは長泉町です。太陽光10万円・蓄電池10万円の定額で、ZEH認証を取れば30万〜40万円になります。県内で最も手厚かった富士市は6月30日に終了しました。こちらは太陽光4万円/kW・上限20万円でした。

Q. 静岡市に制度がないのは本当ですか?

本当です。市の環境関連支援制度の一覧に、住宅向けの太陽光・蓄電池補助は載っていません。掲載されているのは県の共同購入と事業者向けの制度だけです。

Q. 太陽光だけを設置したいのですが、補助は出ますか?

市町によります。浜松市・三島市・沼津市は蓄電池やV2Hとの同時設置が条件なので、太陽光だけでは出ません。島田市・藤枝市・清水町は太陽光そのものが対象外です。一方で熱海市・磐田市・焼津市・御殿場市などは太陽光単独でも出ます。

Q. 浜松市の「按分」とは何ですか?

申請が予算を超えたときに、全員の交付額を減らして分け合う方式です。先着でも抽選でもないので申し込めば何かはもらえますが、公称の額どおりに出るとは限りません。

Q. 伊豆半島に住んでいます。制度はありますか?

少ないのが実情です。東伊豆町・南伊豆町・西伊豆町・伊豆市・函南町には制度がなく、下田市・松崎町・河津町はページの更新が数年前で止まっていて実施を確認できませんでした。役場に電話で確認してください。熱海市・伊東市・伊豆の国市には制度があります。

Q. 補助が10万円なら、あまり意味がないのでは?

補助の額と損得は別の話です。太陽光の設置費用は下がり続けており、電気代は上がっています。買わずに済む電気は1kWhあたり27.45円の価値があるので、補助がなくても自家消費で回収する設計は成り立ちます。むしろ補助が10万円なら、見積もりを16万円下げるほうが効きます。

まとめ

  • 静岡県に太陽光・蓄電池の補助金はありません。県の制度は共同購入と省エネ住宅補助だけ
  • 市町は35のうち23が受付中。太陽光に補助が出るのも23市町
  • 最大だった富士市は6月30日に終了。今の最大は長泉町の太陽光10万円・蓄電池10万円
  • 静岡市・掛川市など9市町には制度がありません。掛川市は公式に明記
  • 伊豆半島は手薄。8市町が制度なしか確認できず
  • 浜松市・磐田市・藤枝市・小山町はクラブ入会やJ-クレジット譲渡が条件
  • 浜松市は按分方式で、申請が多いと交付額が減る
  • 補助10万円より、買値の差16.5万円のほうが大きい

出典

出典:静岡県および静岡県内35市町の各公式ページ(執筆時点)。設置費用の相場と自家消費率は資源エネルギー庁の公表値、払っていい上限(太陽光25.6万円/kW・蓄電池12.5万円/kWh)は当サイトの集計にもとづきます。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。