茨城県の太陽光・蓄電池の補助金|蓄電池は5万円・17市町村が終了【2026年度】

茨城県の太陽光・蓄電池の補助金

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茨城県で蓄電池の補助金を調べると、どの市町村も5万円と出てきます。44市町村のうち32が同じ額です。

偶然ではありません。茨城県が市町村に補助金を配り、市町村が住民に渡すという仕組みだからです。県の公式ページにこう書かれています。

補助制度を設けている市町村へ補助金を交付しています。…なお、県から直接、補助金の交付は行っておりません

そして、この仕組みには重要な点があります。

  1. 太陽光に補助がほとんど出ないこと。44市町村のうち7だけです
  2. 予算が小さく、夏までに終わってしまう市町村が多いこと。9月4日の時点で17市町村がすでに受付を終えています

この記事では、茨城県44市町村すべての情報を整理します。自分の住む市町村で今から申し込めるのかが、これではっきりします。

茨城県の補助金の仕組み

まず全体の構造です。

誰が出すか個人がもらえるか
茨城県直接はもらえない(市町村に交付する仕組み)
市町村44のうち21で受付中。17は終了、3は制度なし
国住宅の省エネ工事とセットなら対象になる制度が2つ

申請先は市町村です。県に問い合わせても補助は受けられません。そして県が配る対象が家庭用蓄電池なので、市町村の制度も蓄電池が中心になります。

県が定めている条件は共通です。住宅に設置された発電出力10kW未満の太陽光発電設備と接続していること。つまり蓄電池だけを置いても対象になりません。
県も「誇大広告」に注意を呼びかけている
茨城県は補助金の広告について、こういう注意喚起を出しています。

蓄電池の補助制度に関するインターネットやSNS広告の配信等にて、事実と異なり、誤解を招くような広告等の問い合わせをいただいております

県は誤解を招く広告の具体例を載せたページまで用意しています。「茨城県の補助金」をうたう広告があれば、その時点で正確ではありません。県から個人への交付はないからです。実際にいくら出るかは、住んでいる市町村しだいです。

太陽光に補助が出るのは44のうち7だけ

蓄電池が横並びなのに対して、太陽光はほとんどの市町村で対象外です。

自治体太陽光状況
美浦村5万円/kW(上限25万円)受付中
大子町購入費の1/2(上限10万円)確認できず
東海村2万円/kW(上限10万円)終了(7月21日)
利根町2万円/kW(上限10万円)受付中
笠間市2万円/kW(上限8万円)受付中
常陸太田市1.5万円/kW(上限10万円)受付中
北茨城市5万円(定額)受付中

美浦村が突出しています。人口1.4万人の村ですが、1kWあたり5万円・上限25万円と、水戸市やつくば市にはない水準の補助を出しています。

逆に土浦市は「太陽光発電設備の設置の補助は行っておりません」と公式に明記し、神栖市も「2025年度から補助対象外」としています。太陽光への補助は年々減っているのが実情です。

 

つまり茨城では、太陽光を買う人にとって補助はほとんど当てになりません。よって、私たち消費者が費用を抑えるためにできるのは、設置費用そのものを下げることです。同じ設備でも業者によって数十万円の差が出ます。業者選びによって、補助金の額以上に大きい金額が動くというわけです。

1社だけの見積もりでは高いか安いか判断できません。ですので、相見積もりサービスを必ず使ってください。

 

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予算が小さく、夏までに終わる市町村が多い

茨城の制度でいちばん注意が要るのは、枠の小ささです。実際に確認した数字を並べます。

自治体枠結果
大洗町2基5月21日に残り0基
坂東市8件終了
下妻市10件6月12日11時40分に終了
鹿嶋市19件7月30日に終了
那珂市—受付開始から11日で終了

今も受付中の市町村でも、残りはわずかです。鉾田市は残り1件(8月31日時点で予算残5万円)、高萩市は残り3件、牛久市は残り8台、取手市は残り10件。

茨城で補助を取るなら、年度が始まってすぐに動く必要があります。多くの市町村が5月から6月に受付を始め、夏までに埋まります。来年度を狙うなら、春のうちに業者と見積もりを決めておくことになります。

申請の順序にも注意が要ります。茨城は事前申請が圧倒的に多く、工事を始める前に申請しないと1円も出ません。事後申請でよいのは水戸市・ひたちなか市・常陸太田市・守谷市など少数です。守谷市だけは抽選方式で、8月12日に申込みを締め切り、9月14日から交付申請が始まります。

茨城県44市町村の補助と受付状況

自治体太陽光蓄電池受付状況
水戸市確認できず最大5万円確認できず
日立市—5万円受付中(執行率41.5%)
土浦市—5万円終了
古河市確認できず5万円終了
石岡市—経費の1/3(上限5万円)終了
結城市確認できず5万円終了(9月4日)
龍ケ崎市確認できず10万円終了(キャンセル待ちのみ)
下妻市確認できず5万円終了(6月12日)
常総市確認できず5万円終了
常陸太田市1.5万円/kW(上限10万円)5万円受付中
高萩市確認できず5万円受付中(残3件)
北茨城市5万円5万円受付中
笠間市2万円/kW(上限8万円)設置費の1/3(上限15万円)受付中
取手市確認できず5万円受付中(残10件)
牛久市確認できず5万円受付中(残8台)
つくば市確認できず5万円終了(276件)
ひたちなか市確認できず上限5万円受付中
鹿嶋市確認できず5万円終了(7月30日)
潮来市確認できず5万円終了
守谷市確認できず5万円受付中
常陸大宮市確認できず5万円受付中
那珂市確認できず経費の1/2(上限5万円)終了(7月14日)
筑西市確認できず上限5万円受付中
坂東市確認できず上限5万円終了
稲敷市確認できず上限7万円受付中
かすみがうら市——制度なし
桜川市確認できず5万円終了(8月12日)
神栖市—5万円受付中
行方市確認できず5万円確認できず
鉾田市確認できず5万円受付中(残1件)
つくばみらい市確認できず上限5万円受付中(残22件)
小美玉市——制度なし
茨城町確認できず5万円受付中
大洗町確認できず5万円終了
城里町確認できず5万円受付中
東海村2万円/kW(上限10万円)10万円終了(7月21日)
大子町購入費の1/2(上限10万円)購入費の1/2(上限10万円)確認できず
美浦村5万円/kW(上限25万円)5万円受付中
阿見町確認できず確認できず終了
河内町——制度なし
八千代町確認できず上限10万円受付中(残6件)
五霞町確認できず5万円受付中
境町確認できず上限5万円終了
利根町2万円/kW(上限10万円)5万円受付中

※執筆時点で各市町村の公式ページを確認した内容です。「確認できず」は、公式ページに記載がなく判断できなかったものです。先着順の制度が多く、状況は日々変わります。申請の前に必ず公式ページで最新の受付状況を確認してください。

表から読み取れることが3つあります。

  1. 蓄電池5万円が32市町村で横並びです。県の枠組みに沿った額だからです。例外は笠間市の15万円(設置費の1/3)、龍ケ崎市・東海村・八千代町の10万円、稲敷市の7万円
  2. すでに17市町村が終了しています。つくば市は276件で締め切り、10月頃の再開を検討していますが確約はありません。阿見町は「来年度以降の補助予定は未定」と書いています
  3. 制度がないのは3市町だけです。かすみがうら市・小美玉市・河内町。他の41市町村には何らかの制度があります

茨城で太陽光は元が取れるのか

補助が小さくても、設備そのもので元が取れるかは別の話です。5kWの太陽光なら年間6,000kWh前後を発電します。この電気の使い道で価値が変わります。

電気の行き先1kWhあたりの価値
自分の家で使う27.45円(買わずに済んだ電気代)
電力会社に売る(1〜4年目)24円
電力会社に売る(5年目以降)8.3円

売るより使うほうが、価値は大きいです。特に売電価格は5年目に8.3円まで下がるので、太陽光で得をするかどうかは「どれだけ自分で使えるか」にかかっています。そのために蓄電池が重要です。昼につくった電気を夜まで持ち越せるので、買わずに済む電気が増えます。

茨城の補助が蓄電池に集中しているのは、この考え方と合っています。回収年数の計算方法は太陽光発電は元が取れるかにまとめています。

茨城県で補助金に頼らず費用をおさえるには

茨城で取れる蓄電池の補助は、多くの市町村で5万円です。太陽光にいたっては7市町村しか出しません。

だからこそ設置費用をしっかり精査してください。太陽光の設置費用は、資源エネルギー庁の公表値で1kWあたり28.9万円が相場です。当サイトは25.6万円/kWを狙うべき基準としています。5kWなら16.5万円の差なので、蓄電池の補助5万円の3倍以上が業者選びだけで動きます。

また、蓄電池はもっと開きます。当サイトが登録製品を集計して出した払っていい上限は1kWhあたり12.5万円。10kWhなら125万円です。ところが市場では17万円から22万円の見積もりが普通に出てきます。10kWhで比べると45万円から95万円の差です。

補助5万円をもらっても、買値がやけに高ければ意味がありません。茨城のように補助が小さい県では、この順番がはっきりします。まず見積もりを適正な水準まで下げる。補助はその上に乗せる。

 

そして見積もりが適正かどうかは、1社だけ見ても判断できません。同じ設備でも業者によって数十万円の開きが出るためです。ですので、必ず相見積もりを取りましょう。

 

太陽光は「ソーラーパートナーズ」、蓄電池は「エコ×エネの相談窓口」で複数社の見積もりをまとめて取れます。見積もりも相談も完全無料です。

なお見積もりが適正かを確かめる手順は蓄電池・太陽光の見積もりに、容量別の目安は家庭用蓄電池の価格相場にまとめています。

茨城県の補助金のよくある質問

Q. 茨城県に申請すれば補助金はもらえますか?

もらえません。県は「県から直接、補助金の交付は行っておりません」と明記しています。県は補助制度を持つ市町村にお金を配る役割で、申請先は住んでいる市町村です。

Q. なぜどこも蓄電池5万円なのですか?

県の枠組みに沿って市町村が制度を作っているからです。44市町村のうち32が5万円で揃います。例外は笠間市の15万円、龍ケ崎市・東海村・八千代町の10万円、稲敷市の7万円です。

Q. 蓄電池だけを設置しても補助は出ますか?

出ません。県の条件が「住宅に設置された10kW未満の太陽光発電設備と接続していること」なので、太陽光がない家は対象外です。すでに太陽光がある家に後付けする場合は対象になります。

Q. 今から申し込める市町村はどこですか?

9月4日時点で21市町村が受付中です。ただし残りわずかなところが多く、鉾田市は残り1件、高萩市は残り3件、牛久市は残り8台です。上の一覧で自分の市町村を確認し、公式ページで最新の状況を見てください。

Q. つくば市はもう終わったのですか?

276件の枠に達して終了しています。市は10月頃の再開を検討していると書いていますが、確約はされていません。

Q. 太陽光に補助が出る市町村はどこですか?

美浦村・大子町・東海村・利根町・笠間市・常陸太田市・北茨城市の7つです。最も手厚いのは美浦村で1kWあたり5万円・上限25万円。ただし東海村は7月21日に終了しています。

Q. 来年度に向けて、いつ動けばいいですか?

多くの市町村が4月から6月に受付を始め、夏までに埋まります。那珂市は受付開始から11日で終わりました。年度が始まってすぐ申請できるよう、春のうちに業者と見積もりを決めておくのが確実です。事前申請の市町村が多いので、工事を先に始めてしまうと対象外になります。

まとめ

  • 茨城県は市町村に補助金を配る仕組み。県から個人への交付はない
  • 蓄電池は32市町村が5万円で横並び。県の枠組みに沿っているため
  • 太陽光に補助が出るのは7市町村だけ。土浦市・神栖市は公式に対象外と明記
  • 太陽光の最大は美浦村の5万円/kW・上限25万円
  • 予算枠が小さい。大洗町は2基、坂東市は8件、那珂市は受付11日で終了
  • 9月4日時点で17市町村が終了。受付中でも鉾田市は残り1件
  • 事前申請が主流。工事を始める前に申請しないと出ない
  • 県も補助金をうたう誇大広告に注意喚起を出している
  • 補助5万円より、買値の差16.5万円のほうが大きい

出典

出典:茨城県「自立・分散型エネルギー設備(家庭用蓄電池)導入促進事業」および茨城県内44市町村の各公式ページ(執筆時点)。設置費用の相場と自家消費率は資源エネルギー庁の公表値、払っていい上限(太陽光25.6万円/kW・蓄電池12.5万円/kWh)は当サイトの集計にもとづきます。特定メーカー・特定販売店からの広告料や情報提供は受けていません。